~オリックス、明日に繋がる負け の巻~
サヨナラ負け
アルバースの乱調で一時は4点差を付けられたオリックス。
敗色濃厚のなか、珍しく打線の奮起あり同点に追いつきましたが、あと一点が取れず、あと一歩届かず。
痛いサヨナラ負けを喫しました。
延長10回、中村の三塁線の当たりを西野が横っ飛び。
キレのある動きでツーアウトと思いきや、ファールの判定。
リクエスト対象でもなく気落ちしたところで、比嘉がデッドボールを与える。
一球内をみせたい場面でしたが、山崎がインコースに寄った瞬間、いやな予感がしました。
若月から山崎へ
山崎といえば、十回ワンアウト。
本日3安打の若月に代打マレーロを起用しましたが、
いつもなら試合をつくってきた捕手をなかなか代えない福良の、この常とは異なる決断。
第三捕手の伏見をファーストスタメンで起用しすでに交代。
代わりの捕手がいないにもかかわらず。
結果的にはこの決断が裏目に出ました。
まだチャンスでの交代だったら納得できたのですが…。
福良お得意の一死一塁からの犠打
その十回表の攻撃。
マレーロが四球を選び、一死一塁で一番・大城。
また出るかと思いきや、やはり出た、福良お得意の一死一塁からの犠打。
送れたとしても次打者は、長打の可能性低い福田。
相手外野手はぐぐっと前進守備をとり、なかなかヒット一本では還ってこれません。
ですが、そんなことはお構いなく、一死一塁からの犠打。
成功するも、ツーアウトからもう一本が出ず。
十回裏から少しずつ歯車がずれ、敗北に近づいていった印象です。
西野に犠打→失敗
しかし、よく追いつきました。
同点の六回、一死満塁で吉田正尚。
最悪犠飛でも打ってくれれば、流れは大きくオリックスに傾いたはずですが、ここまで2打数2安打で2打点。
もういっちょ求めるのはちょっと酷でしょう。
ただ問題は、七回表。
先頭の伏見がヒットで出て、バッター西野。
チャンスに回ってくることの多い六番に打率,320超えの西野を置いた福良の慧眼に感服した瞬間、また犠打。
しかも西野に。
両助っ人が2割前半に沈むなか、吉田の次に期待できる好調・西野へ犠打を出すその考えが理解できません。
で、犠打のうまくない西野は、腰砕け目も瞑り、投手前に小フライでゲッツー。
考えうる最悪の結末。
犠打だけやめてくれれば、ストレスは半分以下に軽減するのですが、
福良をトップに戴く以上、この感情をうまく処理する術をこちらが見つけなければなりません。
福田、伏見、増井、そして安達
しかし、よく追いつきました。
山本が一点取られての九回表。
福田が出て塁を盗んで二死二塁。
あと一人という場面で、五番・伏見がタイムリー。
お見事の一言。
その裏、増井が四球3つ(敬遠1)で一死満塁、3-0。
5球連続球が浮きさすがに観念するも、そこからストライクを2球投じてピンチ脱出。
諦めずよく投げぬきました。
またその藤岡の打球を、難しい当たりながらきれいに処理したショートの安達。
こちらは流石の一言。
明日に繋がる負け
負けはしましたが、
こうやってまとめてみると、選手はよくやってくれました。
リリーフ総動員での敗戦は痛いものの、相手クローザーの内は2イニング投げ、明日の出番はないはず。
そこを衝いて明日取れば、この痛みもすぐに和らぎます。
負けはしましたが、選手の働きをみると明日に繋がる負けといえるのではないでしょうか。
追伸:この強風は投手にとってあまりにもの条件。
アルバース、次回はドーム。
やってくれるでしょう。
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