~オリックス、あの頃の勝ち方で連敗ストップ! の巻~
あの頃のオリックス
伏見のツーランで先制し、吉田正尚のダメ押し弾で稼いだ3点を、
先発・山岡から山田、黒木、山本と繋いでクローザー増井で守り切る。
あの頃のオリックスを思い出す勝ち方で、連敗ストップ。
敵地での2連戦を1勝1敗で切り抜けました。
いろいろと、
今季のオリックスらしい戦いがみられた試合でした。
いつも通り
先発の山岡、前回同様キレのある球を投じていましたが、
いつも通り球数を要し、5回2/3、97球で降板。
次に登板したのが、いつも通りの山田。
今日は6球で交代となったものの、そこに至るまでに準備も必要で、ここまで使われると怪我が本当に心配。
起用法を「考えないと」と語っていた福良ですが、
いったい何を考えているのか。
黒木→山本→増井
七回のマウンドに上がったのは、黒木優太。
昨日の約2か月ぶりの登板時のストレートを観て、疲労がようやく抜けたと書いたばかりですが、
今日もストレートは元気。
八回は山本。
フォークを低めに集めて無失点。
一軍再昇格時に比べるとだいぶ落ち着いてきました。
九回は増井。
ここはいつも安心して観れます。
黒木→山本→増井。
久しぶりのリレー。
5年ぶりのアーチ
打線は6安打。
3得点もいつも通りで、
三回の犠打失敗もいつも通り。
四回、先頭の福田が出て伏見。
さすがに最近は伏見に犠打を命じることは減り、素直に打たせて本塁打。
5年ぶりのアーチとのことですが、
オープン戦からずっと好調だったのでそんな印象もなく。
小谷野、中島の離脱でつかんだチャンスをしっかりとものにした伏見は、今季オリックスの中で最も成長したバッターです。
先発陣の不甲斐なさ
ここまできて貧打が解消されるはずもなく、
やはり今季のオリックスの戦い方は、このような展開にならざるを得ず。
ゆえに、どうしても中継ぎ陣への負担が大きくなり。
そうなったのは、起用法を除けば、
やはり先発陣の不甲斐なさが主因。
何回も書いていますが、中6日のNPBで100球交代という考え方がおかしい。
もっと先発に責任感を持たさないといけないし、
その球数で交代することを先発陣は恥ずかしいと思わないと。
意識改革に加え、完投できるだけの体力もつけさせなければいけません。
来季
どこまで続くかと思われた連敗は4でストップ。
ただ、
目標がほぼなくなったなかでの、リリーフ陣に頼りっきりの勝ち方は来季に響きそうで不安もあり。
勝って素直に喜びたいところ、
すでに来季へ気持ちが移っていることが悲しくもあります。
来季といえば、マレーロ。
観る者に笑顔を与えるほどのあの陽気さは消え失せ、秋の寂しさを感じます。