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宜保翔

~オリックス、宜保翔の進化 の巻~




打球速度とヒット

大きく負け越した今オープン戦において唯一といっていい明るい話題は、高卒2年目・宜保翔の成長
その進化の裏には、宜保なりの意識改革があり。

以下、日刊スポーツからの引用です。

振り切ったスイングが、心地いい。高卒2年目のオリックス宜保翔内野手(19)が、開幕1軍入りへ猛アピールを続けている。

宮崎春季キャンプは2軍スタートも、俊足や広い守備範囲で存在感を示し、オープン戦の1軍同行を勝ち取った。その後も、結果を残している。ここまで23打数10安打で、打率4割3分5厘(12日現在)。好調の秘訣(ひけつ)は、迷いのないフルスイングにある。

打球速度とヒットって関係あると思うんです。打球が速ければ速いほど、内野の間を抜ける確率は上がる。それで…。強いスイングで、これまで通りのコンタクトの仕方ができれば、もっとヒットが増えるなぁと思って」

2015年にスタットキャストが導入されて以来、多くの選手が自身のいままでのイメージを破る働きをみせましたが、そのうちの一人がダイヤモンドバックスのジェイク・ラム。

そのラム曰く「不調になったら打球速度をまず見るよ」。
「僕は強い打球を叩けたら、結果がどうあれ”ヒット”と考えるようにしているんだ」(スラッガー)。

打球速度とヒットの相関性は間違いなく高く、そのためには強いスイングが必要となる。



「とにかくボールを強く叩くこと、それだけさ」

「だんだん、迷わなくなってきました。強く振ることで、はっきりするんです。自分のスイングのいいところと悪いところが。去年より、悪いところが理解できる」

2018年のナリーグMVP、クリスチャン・イエリッチ。

マイアミ時代は好打者の印象も、ミルウォーキー移籍後に強打者へと変貌。
覚醒の理由をイエリッチ本人が語っています。
「とにかくボールを強く叩くこと、それだけさ」(スラッガー)。

「強いスイングで」「強く振る」。
迷うことなく、宜保が信ずるこの道を邁進するのみ。



当て逃げ

当て逃げ”をやめた。「これまでは足を生かそうとして、ヒットゾーンに落とすことだけを考えていたんです。だから、逆方向ばっかり意識して狙っていた。ポテンヒットでもいいかな? とか、三遊間に転がせばいいのかな? って。そう考えていたら、三遊間を締められて、浅く守られていたので内野安打は出なくなったんです」。試合を重ねるうちに、気がついた。「これまではスイングの形を作るのがメインだった。うまくバットに当てて走るために。でも、今は反対なんです。できる限りの強いスイングから、自分の形に当てはめていくんです」。

俊足の左打ちに多いのがいわゆる「当て逃げ」パターン。
これらの選手が一皮剥けたときに事後コメントとして多くあげるのが、「当て逃げをやめました」。
19歳でこのことに気付けた宜保。
ここが進化の最も大きな要因。



西武やソフトバンクの選手を見ていると、スイングの力に違いを感じます」

なぜそのことに、高卒2年目で気付けたのか。
その答えは、昨オフに参加した台湾ウインターリーグにあり。

――今回の台湾ウインターリーグで感じていることは?
西武やソフトバンクの選手を見ていると、スイングの力に違いを感じます。逆方向でもホームランを打っちゃう。自分自身、1年間戦ってみて力が足りないなと感じていました。自分も強いスイングを仕掛けていきたい。技術を磨くのも大事ですが、力をつけることも大切だなと感じました」(パリーグインサイト)

素人がみても明らかなほどに、ひ弱でスイングの弱い選手の多いオリックス。
それに比べ、宜保が言うように西武・ソフトバンクの選手は体力的に一段いや二段は上。

彼我のこの差が攻撃力の差を生み、結果として得点力の差を生む。



意識が変われば

攻撃面の弱さがチーム低迷の要因。
その一端を担うほどに非力な岡崎大輔が「9:1で守備に力を注いできた」。

岡崎の意識の低さ(間違い)を上に立つ者が指摘できない(気付かない)。

そこを早々と脱した宜保が早々と実戦で結果を残す。

意識が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

いま宜保は、意識を変え己の力で運命の扉をこじ開けようとしています。





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