~オリックス・ヒギンス、セットアッパーへ の巻~
ヒギンス
昨日の巨人戦に続き連投のヒギンス。
当然にそこに意味がないはずがなく、首脳陣の意図は「今日は連投でどうなるか試したかった。8回? その辺で投げてもらいたいと思っている。ある程度、決めているが大丈夫じゃないかなと」(Full-Count)。
昨年はなんとなくの消去法で澤田と岩本に託したセットアッパー。
今季はある程度の自信をもってヒギンスに。
パワーピッチャー
強くて速いストレートを投じるヒギンス。
セットアッパ―とは言わずも中継ぎを任せるべく近年獲ってきたローチにエップラーとは違い、オリックス待望のパワーピッチャー。
球威球速があるから、120キロ台のカーブ、130キロ台のチェンジアップが生きてきます(特にチェンジアップ)。
この2球種でも戦えるのがかつての160キロ助っ人との差。
山本がその座から抜けて2年、ようやくセットアッパーを任せられる投手が出てきました。
田嶋大樹
先発は田嶋大樹。
前回登板は大乱調も、今回はストレートのキレが戻って形にはなりました。
だが、いい頃の田嶋のストレートに比べれば、まだまだ。
4回/与四球3・93球。
辛い判定に泣いた面は否めずも、それ以上に、ストレートのキレがもう一歩不足しているから空振り奪えず当てられてファールが増え、その結果球数が増えていく。
「感覚はむちゃくちゃよかった」(日刊スポーツ)けれど結果が伴わない。
だから「収穫は今日はないですね」(Full-Count)となる。
宗、若月、漆原
打では猛打賞の宗佑磨。
強い打球を反対側に打てるのが今季の宗の特徴。
三塁、中堅どちらになるかはともかく、ここは中川と宗でほぼ決定。
途中交代の若月。
とりあえずは軽症のようで一安心。
これで4試合連続無失点の漆原大晟。
松本相手に見逃し三振を奪ったボールのように、指にかかった球の勢いはゆうに一軍レベル。