祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

平野佳寿

~オリックス、WBC最後のピース の巻~

蚊帳の外

3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンのメンバーに阪神藤浪晋太郎投手(22)中日岡田俊哉投手(25)が選出されることが確実となった。

昨年12月に19人(投手7、野手12)を発表。今年に入りソフトバンク千賀、楽天松井裕、ロッテ石川、日本ハム中島、巨人小林、中日平田の選出も有力となった。28人のうち27人がほぼ固まった。残るは投手1枠。メジャー組は招集が厳しいがマーリンズ田沢純一投手について最後の検討、調整を行っている模様。全メンバーは今月中に発表される。(日刊スポーツ)

第4回WBCのメンバーが固まってきました。

メンバー28人のうち、19人は既に発表済み。
残りは、
千賀(ソフトバンク)、武田(ソフトバンク)、松井裕(楽天)、石川(ロッテ)、森福(巨人)、小林(巨人)、中島(日本ハム)、平田(中日)の選出が有力視されていましたが、
武田と森福が外れ、藤浪(阪神)・岡田(中日)が加わった模様。
阪神・中日・ロッテの選手が選ばれるとなると、
WBC代表が選出されないのは、12球団で唯一オリックスのみということになります。

2016年完全最下位を達成したチームですから、
チーム力が12球団で最弱なのは認めます。
しかし、
個の力はそうではないと信じているのですが、
パリーグをよく知る小久保がみても、そこに加えるべき選手がいないということなのでしょう。

オールスター、侍ジャパン。
オリックスは、選手もファンも、いつも蚊帳の外です。




編成

残る一人は投手とのこと。
マーリンズの田澤が候補として挙がっていますが、
レッドソックスからの移籍1年目であることを考えると、現実的には厳しいでしょう(森福が外れるのも同様の理由と思われます)。

一人足りない現在の選出メンバーにもとづいて、侍ジャパン投手陣の編成をみてみたいと思います。

先発(第二先発含む):大谷、菅野、則本、石川、藤浪
中継ぎ(右):増井、秋吉、牧田、千賀
中継ぎ(左):宮西、松井、岡田

ん?
抑えは、
どうするつもりなのでしょう。

増井は昨シーズン先発転向(今季は再びクローザーを目指しています)。
秋吉はヤクルトのセットアッパー。
左の宮西・岡田も同様。
純粋なクローザーと呼べるのは、楽天の松井のみです。

則本をもってくるつもりなのかもしれませんが、先発投手がクローザーを務める難しさは、昨年のプレミア12の則本自身が物語っています。

世界大会のクローザーたるや、
想像を絶するプレッシャーです。
それを乗り越えるための必須条件は、まさしく経験。
高卒4年目22歳の左腕にそれを求めるのは酷でしょう。

小久保さん、
忘れてませんか?
100ホールド100セーブを達成した、あの投手を。
昨シーズン、サファテに次いでパリーグ2位のセーブを挙げた、あの豪腕を。

そう、
オリックス・平野佳寿です。




平野佳寿

2010年のセットアッパー転向以来、ずっと厳しい場面で投げ続けてきました。
2015年を除いた6年間すべてで50試合以上登板し、
その間、最多セーブ・最多ホールド各1回

2015年と昨年の広島戦での挫折を糧にした昨シーズン後半の安定感はピカイチで、
酸いも甘いも知り尽くしたそのメンタルは、若い投手の多い日本代表投手陣にとって、これ以上ない力となることでしょう(もし選ばれれば、投手陣最年長になります)。

技術的にも、ストレートは最盛期に比べると落ちますが、
国際大会で効果的とされるフォークを使えるという絶対的な武器があり、十分通用できるはず。

ファンのひいき目じゃなく、
平野が他球団の選手だったとしても、昨シーズンの平野ならば選出されてもおかしくないピッチングをしていたと思いますし、
侍ジャパンが挙国一致体制をとるのであれば、なおさらのこと。

小松の例をだすまでもなく、
WBC出場は諸刃の剣でもありますが、
それでも平野には侍ジャパンに選ばれ、WBCに出てもらいたい。

オリックスから誰一人選ばれないのが恥ずかしいということではなく
ドジャースタジアムで輝く、オリックスの選手を、平野佳寿をみたいから。

一オリックスファンの、
小さな希望です。




-平野佳寿
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