祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

平野佳寿

~オリックス・平野佳寿、帰還! の巻~




 クローザー・平野佳寿

約20日の再調整を経て、平野佳寿、一軍再登録
ファームでの調整登板はわずか1回と実戦不足は気になるものの、
福良曰く、「きょうの試合でそういう場面が来たら、抑えは平野で行きますよ」(日刊スポーツ)。

福良の平野への信頼は、意固地なまでに強固です。

試合の方は、1点リードのまま後半へ。
まさしく福良の言う「そういう場面」が着々と近づいてきます。
同点に追いつかれ「そういう場面」が消えるも、
即座に勝ち越し「そういう場面」が到来。
まるで野球の神様が平野の復帰登板を待ち望んでいたかのように。

そして、九回のマウンドに平野が戻ってきました
先頭の山川を低めのフォークで三振に切ってとりましたが、
二死から外崎にど真ん中のフォークを弾き返され二死二塁。
最後は水口をライトフライに打ち取り、
復活のセーブを挙げました。

相手も下位打線、
投球内容も完璧とは言い難い内容でしたが、
復帰最初の登板でセーブを挙げたのは、平野にとっても自信となったことでしょう。

今季は残り試合、クローザー平野でいくということ。
その是非はともかく、
抑えた平野のもとに駆け寄った伊藤が嬉しそうに平野の肩を数度叩いたのが印象的でした。

選手はみな、平野の帰りを待っていたようです。



 単打を長打へ

試合は菊池に3安打に抑えられるも、
その3安打が、マレーロ、安達の本塁打と、吉田の決勝タイムリー
やはり本塁打の有効性を考えずにはいられません。

画一的に犠打で送るスモールベースボールも結構ですが、
それで結果が出ていないのもまた事実。

キャンプでは、犠打の練習に時間を割くよりも、単打を長打にするための技術の習得、体力の向上に励んでほしい。



 二番・吉田の効能

追いつかれての八回。
大城が粘ってフォアボール。
安達が一球でバントを決めて、迎えるバッターは若月。
ここで若月に代えて伊藤
これまでそのまま若月という場面を何度観、何度地団駄を踏んだことか。

その伊藤が今日も粘ってフォアボールを選び、
チャンスでT。
予想通りの結果のあと、
続く吉田がレフトの頭を越す決勝のタイムリーツーベースヒット
勝負を決めました。

1安打で2点。
すばらしい攻撃でした。

それもこれも二番に吉田を配していたからできたこと。
いままでのように、貧打の野手を二番に入れていたならばここであっさりスリーアウトチェンジでした。

また、
チャンスの弱いTのあとに、
チャンスに強い吉田が控える
これもこの打線のセールスポイントでしょう。



 近藤大亮、プロ初勝利

投げては先発の松葉が好投。
今日も勝ち星はつきませんでしたが、
菊池との互角の投げ合いを演じたのは自信となったはず。

勝ち投手は近藤大亮
プロ初勝利です。
昨年、開幕二戦目でシーズンを棒に振り、復活を賭けた今シーズン。
セットアッパーとして十分な活躍をみせています。

今日は打たれての白星で気分もいまひとつでしょうが、
それでもいままでチームに貢献してくれた近藤に、神様からのプレゼントと思えば素直に受け取っても問題ないでしょう。

本塁打打たれた直後に中村から奪った三振。
三球勝負、
そして三球ストレート勝負。
近藤の矜持を感じました。



 三年目の変化

波に乗っていた西武相手にカード勝ち越し。
やっぱりこのチームは力はあるんです。

明日からの楽天戦もこの調子でいけば、いい結果がきっと生まれるでしょう。

追伸:
福良、打線を戻してくるかと思いましたが、そのままでした。
八回の若月への代打など、
福良淳一、三年目にしてやっと変わってきたようです。




-平野佳寿
-, , , , ,