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平野佳寿

~オリックス・平野、ダイヤモンドバックス入団 の巻~




 アリゾナ・ダイヤモンドバックス

 オリックスから海外FA件を行使した平野佳寿投手(33)が、ダイヤモンドバックスと2年契約で合意したと、複数の米メディアが報じた。地元紙「アリゾナ・リパブリック」によれば総額600万ドル(約6億7800万円)。平野は11年に最優秀中継ぎ、14年には最多セーブのタイトルを獲得し、通算156セーブを記録している。今春のWBCにも出場し、中継ぎとして活躍した。

98年に創設のダイヤモンドバックスはアリゾナ州フェニックスに本拠を置く。ナ・リーグ西地区に所属し、今季はワイルドカードでプレーオフに進出。01年にヤンキースを破って、球団史上初のワールドシリーズ制覇を果たした。本拠地球場はチェース・フィールドで開閉式の屋根付き球場。斎藤隆が球団初の日本選手として12年にプレーした。傘下マイナーでは現在、中後悠平が所属している。(スポニチ)

カブス、タイガース、ドジャース、アスレチックス、カーディナルス…。
平野の移籍先として、多くのメジャー球団の名が上がりました。

昨年の世界一、カブス入団ならば、クリス・ブライアント、アンソニー・リゾ、ジェイク・アリエッタ(FA中)と
タイガースならば、三冠王、ミゲル・カブレラとともに戦い、
ドジャースならば、クレイトン・カーショウの後を受け、ケンリー・ジャンセンの前で。

アスレチックスであれば、名GMビリー・ビーンと入団会見。
最有力視されたカーディナルス入団ならば、プエルトリコ代表・ヤディエル・モリーナとバッテリーを組む。

どれもこれもたくさんの夢が溢れていました。

そんな中、平野が選んだのは、
ナ・リーグ西地区、アリゾナ・ダイヤモンドバックスでした。



 クローザー争い

今季のダイヤモンドバックス。

昨年は大補強が実を結ばず大敗し、GMと監督の首が飛びましたが、
今季は大躍進。

シーズン最多勝利を更新する勢いだったドジャースが同地区にいたため目立たなかったものの、
8月下旬から13連勝を挙げるなど、93勝69敗で貯金24の2位

今季のクローザーは、フェルナンド・ロドリー。
リーグ3位の39セーブを挙げましたが、今冬FAでツインズに移籍。
その穴を埋める役割が平野には求められます。

平野のライバルとなりそうなのは、
25歳の右腕、アーチー・ブラッドリー
初登板であのカーショウに投げ勝ったこともある有望株。

その壁はかなり高いですが、彼に勝てば、
彼の地でも、
クローザーとしての起用となりそうです。



 グリンキーとゴールドシュミット

ダイヤモンドバックスのエースは、
サイヤング賞1回、最優秀防御率2回受賞のザック・グリンキー
メジャーでも屈指の偏屈者です。

そのこだわりの強さは金子千尋を思い出させますが、まあ金子以上でしょう。

打撃面は、
今季途中タイガーズから移籍のJ.D.マルティネスと、
メジャー最高の一塁手、ポール・ゴールドシュミットが中心。

今季45本塁打のマルティネスはFAで残留はほぼ絶望的。
ゴールドシュミットの双肩に期待がかかります。

このゴールドシュミット、一塁手ながら走攻守に秀でた選手で、
今季の成績は、打率,297、本塁打36、打点120に加え、盗塁18
さらにゴールドグラブ受賞と、まさしく三拍子そろった好選手

性格的にも優等生タイプで、
公私ともに、平野にとって頼もしい存在となることでしょう。

上述のようにチーム再建が上手くいった、上り調子のチーム。
日本での知名度はいまひとつも、いいチームに入りました。



夢追い人

メジャーでは、フォークは肘への負担が大きいと敬遠されている一面もあります。
逆に言えば、
野茂や佐々木の大活躍の裏には、落差の大きいフォークボールがあったということ。

そのフォークを武器に、来季、平野が暴れます

オリックスからのメジャー移籍は、
長谷川滋利に始まり、2002年の田口以来。

平野がどこまでやれるか、不安な面も確かにありますが、
楽しみの方が大きいのがいまの心境。

夢追い人の背中はいつも美しい。

オリックスファンみんなが応援しています

アメリカでも頑張れ、平野佳寿





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