~オリックス、再開紅白戦③ の巻~
本田 vs 荒西
白組に主力、紅組に控え組と分かれての京セラでの再開紅白戦第3戦。
主力組に対峙する紅組の先発は、逆転での開幕ローテ入りを狙う高卒3年目の本田仁海。
楽な控え組相手の白組先発は、調子が上がらぬも開幕2戦目の先発が予定されていた荒西祐大。
結果は対照的で、主力を3回無失点に抑えた本田は評価を上げ、2回4安打2失点の荒西は2ヶ月の調整期間を経ても状態変わらず。
ローテどころか一軍もという内容でした。
鈴木優
一方の本田は吉田正尚とアダム・ジョーンズから連続三振を奪うなど好投。
ジョーンズから空振り三振を取ったカーブが本田の大きな武器。
ストレートにもキレがあり、将来といわず今季が楽しみな投手。
また、2イニングを投げた鈴木優も失点は許したものの、決め球のフォークを低めに集め、4奪三振の力投。
三振を奪える投手は中に置いておきたい。
ドラ3・村西、ドラ1・宮城
荒西と同じサイドのドラ3・村西良太も登板。
横滑りのスライダーにストレート、ともにキレがあり控え組では手が出ない。
延期前に掴んでいた先発ローテの座もそのままが濃厚。
ドラ3の好投に負けじと、ドラ1の高卒左腕・宮城大弥も2イニングを無失点に抑えてアピール。
高校生とは思えないまとまった内容。
このまま全てにおいてもうワンランクアップすれば、将来的な一軍ローテ入りも可能なピッチャー。
大下誠一郎
攻撃陣では、育成の大下誠一郎が漆原から一発。
長距離打者にとっては涎が出る、内寄り真ん中のストレートをきっちりと仕留めてレフトスタンドへ運びました。
ドラフト指名時から、育成選手の中で最も支配下に近い選手と目されていた大下。
強気な性格はまさにプロ向きで、今季二軍でどこまで結果を残せるか。
楽しみな野手がまた一人現れました。
あとは彼らの開花を待つだけ。