~オリックス・本田仁海、ほろ苦デビュー の巻~
本田仁海
オリックス先発は、3年目でプロ初登板となる本田仁海。
1年目に肘を故障し、2年目は育成契約。
2年目途中に支配下に復帰し、3年目の今季、プロ入り初めてシーズンを完走。
二軍でローテを守り、オリックスでは唯一規定投球回に到達。
残した数字は、78回2/3/被安打103・与四球18・奪三振55・防御率4.12。
理解
山本由伸によく似たフォームから投じられた日本ハム一番・西川への初球は、インコース高めへの150キロストレート。
どこまでも伸びていくようなキレのある真っすぐは魅力十分。
が、とにかくボールが高い。
初回は緊張もあったとはいえ、そこからも制球定まらず4四球を与え相手打者と勝負できず。
4回/102球・被安打8・奪三振2・与四球4・失点7(自責点3)のほろ苦デビュー。
制球難に一軍レベルの変化球がなければこうなるは必定。
ただ今回の登板の主目的は、一軍のマウンドを経験することで自らに不足しているものを理解すること。
この経験を秋春キャンプの課題としてくれれば。
打てない守れない
しかし初登板の本田をフォローすべき野手陣が攻守ともに足を引っ張るは、さすが最下位チーム。
攻撃面はいつものことでもう書くこともありませんが、守備で足を引っ張られてはさすがに本田もかわいそう。
打てるが守れないならまだしも、打てない守れない。
かといって堅守型の野手を重用する必要はなく、エラーしても自らのバットで取り返してくれるからいいやと思える野手の台頭を待つだけ。
投手陣はドラフトで2人の即戦力系投手を加えるも、野手陣は高校生3人のみで即戦力補強はゼロ。
今回加入した大器の覚醒まで待つは、正直長い。
近藤一樹
戦力外通告の記事がちらほらと出てきました。
今回のドラフトでオリックスが本指名したのは、投手3・捕手1・外野手2。
入るものがいれば出ていくものもいるわけで。
ヤクルトの戦力外通告者のなかに、近藤一樹の名がありました。
セリーグに明るくないので今季の近藤についての情報はほとんどありませんが、移籍後の近藤の活躍はよく耳にしていました。
腑に落ちなかった近藤のトレード。
ただ左というだけで獲ったと思われる八木との交換は戦力補強の面でも大失敗。
近鉄戦士と
その人間性はオリックスでも移籍先のヤクルトでも高く評価された近藤。
残り二人となった近鉄戦士。
故障なければぜひバファローズに戻ってきてほしい選手。