祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

K-鈴木

~オリックス・K‐鈴木、ようやくのプロ初勝利! の巻~




K‐鈴木、プロ初勝利

西武・秋山の大飛球がセンター・佐野のグラブに収まり、ゲームセット。
K‐鈴木、プロ初勝利

今季4試合目の登板でようやくつかんだ白星。
今季初登板は強力西武打線を7回無失点に抑え勝利投手の権利を手にしながら、近藤と山崎福也の1イニング6四球・2押し出しで消され。
2戦目は1イニング3失策と野手陣に足を引っ張られ初黒星。
前回の登板では楽天を7回無失点に抑えながら澤田の乱調でまたも白星を消され。

3度目ならぬ4度目の正直。

よく耐えました。



粘り

5回で104球という球数が示すように、今日はいままでに比べいまひとつの出来。
しかも西武打線が、淡泊さが売りのどこかのチームと違って一球一球無駄にせず粘る。

初回、一点を失っての二死一三塁。
二回は二死二塁。
四回は無死二塁、五回は二死二塁。
いずれのピンチもKが粘りきりました。

決して状態がよくないなか、勝負所でこのピッチングができるのはKの精神面の成長。



アウトコースへの制球力

技術面の成長は制球力、特にアウトコースへの。

初回先頭の秋山にはバックドアで見逃し三振。
五回二死二塁、一発出れば逆転の場面で山川にはアウトローストレートで見逃し三振。
山川への三球勝負には昨日苦言を呈しましたが、あそこまでの完璧なアウトローならば文句も言えず。

一軍デビュー前の二軍戦でのK‐鈴木の完封劇観戦記でも書いていますが、外野席からみてもアウトコースへの制球力は分かるほどで、この成長には拍手しかありません。

一年目のピッチングを知っているだけに余計に。



小林慶祐

六回途中、二死一二塁となったところでKから小林慶祐にスイッチ。
ここは力のある近藤かと思いましたが。

その小林、足のある金子をなんとか内野ゴロに仕留めピンチ脱出。
昨夜の悔しさをすぐに雪ぎ、小林にしては珍しく大きなガッツポーズ。

そして七回は近藤。
ここで近藤にこの1イニングを任せたかったがゆえの小林起用だったのでしょう。



近藤大亮

その近藤大亮、3週間前。
1イニングに4四球を与えて、Kの初勝利と試合をぶち壊し即強制帰宅

一軍復帰後、真正面から打者と対峙できており、それが評価されてのこの厳しい場面での登板。
しかも相手はあのときと同じ西武、先発もK。

近藤、今日もしっかりと腕が振れており、一番からの好打順を無失点で抑えました。

同じシチュエーションだったんで。どうしてもK(-鈴木)を勝ち投手にしたかった。前と同じ失敗はしないように攻めた」
「記憶からは消えない。1軍で、同じ相手を抑えないと、どうもモヤモヤする」
「やっと1歩踏み出せた。もう、大丈夫です」(SANSPO)

屈辱と恥辱を経て、近藤がさらなる成長を遂げてくれたよう。
強制帰宅ごときでしょぼくれる選手ならそれまで。
そして近藤はそんな選手であるはずもなく。



澤田圭佑、増井浩俊

八回は澤田圭佑
こちらも以前Kの初勝利を消しましたが、ストレート勝負で八回を0点で凌ぎ。

そして九回はクローザー・増井
今日も締めてK‐鈴木にウイニングボールをプレゼント。

投手全員でKを支え、1点差を守りました



RC 6.17

しかし今日も打てない野手陣。
そんななか大城が今日もヒットを放ち、連続ヒットを継続し打率も三割をキープ。
RC27が昨年の2.67から6.17に大幅アップという記事がありましたが、だからこそそんないまの大城に犠打を命じるような愚策中の愚策は不要。

試合後のインタビューでKの初勝利を祝うとともに「明日こそは」と野手陣の奮起を約束していた西村。
それならばセイバーで明確に否定されている犠打を減らすことも重要。

そして今日もつまらないバッティングの後藤駿太
西浦が自打球で負傷したせいでの途中出場と思われますが、昨日同様外角の球に腰が引け当てただけのバッティングでチャンスを潰しました。
9年目でこの内容、進歩どころかまた退化。



西武相手に打撃戦

明日の先発はエップラー。
相手先発はプロ初登板のドラ1・松本。

いまのオリックスに3タテできる力は(たぶん)なく、それならば3連戦2勝1敗が目標
オープン戦からのエップラーのピッチングを観れば、少々、いやかなり心配。

だからこそいつも以上にバッターが頑張ってくれないと目標成就はかなり厳しい。
ただ、西武相手に打撃戦はかなり不利ではありますが。



辛抱

しかし、
Kの初勝利は本当に嬉しい

昨秋のフェニックスから好投を続けながら、紅白戦で吉田正尚にバックスクリーン越えの一発を浴びた一試合に崩れただけでファームに落とされオープン戦での登板機会すら与えられず
不可解な仕打ちに腐ってしまうこともあったはずですが、よく、本当によく、耐えてくれました。

激励会でKと話し、「絶対チャンスが来るのでそこまで辛抱してくださいね」と握手しKの背中をさすったあの日。
そしてそのときのKの真っすぐで強い瞳。

Kの努力と辛抱が報われて、本当によかった。



-K-鈴木
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