祈優勝! オリックスバファローズ

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金子千尋

~オリックス・金子、4億円ダウン提示 の巻~




4億円ダウン

 オリックス・金子千尋投手(35)が、球団から4億円のダウン提示を受けていることが16日、分かった。年俸1億円で、今季の5億円から、野球協約で定められた減額制限(1億円超の選手は40%)を大幅に超える80%減。プロ野球史上最大減額は、15年オフの巨人・杉内の4億5000万円で、金子が受け入れた場合はこれに次ぐ大減俸となる。

今月5日に2時間超にわたる2度目の契約交渉を行ったが、結論は出なかった。近日中にも再交渉する予定だ。長村裕之球団本部長は「条件提示はしている。もう一度話し合うということしか言えない」と両者間にある大きな隔たりを感じており、このまま条件面で折り合いがつかなければ自由契約となり、退団する可能性も否定できない。

今季は17試合に登板し4勝7敗、防御率3・87。8月に首から背中にかけて強い張りを訴え出場選手登録を抹消され、そのままシーズンを終了した。この4年間は30勝30敗。通算120勝の、かつての沢村賞右腕の去就に注目が集まる。(スポニチアネックス)

4年間で30勝、年平均7.5勝
4年間で30敗、貯金0

金子がこだわるのは、勝利数や防御率、奪三振数でもなく、勝率。
いくつ貯金をつくったかが、エースとしての仕事であり、チームへの貢献の証し。

そんな金子のこの成績。
金子自身、忸怩たる思いがあることでしょう。




適正価格

往時の金子を知る者にとっても、近年の低迷は悲しいばかり。

もちろん4年20億にふさわしいものでなかったわけで、
近4年と今後の伸びしろを考えれば、4億ダウンの年俸1億の球団提示は功労金込みで適正価格

中島、西、そして金子と、主軸がチームを離れる危機に瀕しながらも、
あたふたせずに正当に評価するフロントの冷静さには拍手を送りたい。



痛手

オリックスの提示額が明らかになったことで、他球団が動きやすくなったのは確か。

ただ、
今季4勝7敗、8月以降登板のないままシーズンを終えた、下り坂の来季36歳のベテラン右腕に、1億を上回る額を提示する球団が果たしてあるのか?
金子以上に衰え顕著な中島に1億5000万払うチームがあるので一概にないとは言い切れませんが…。

大事な週頭の火曜日に金子を配置した結果、毎週のように黒星スタートでチームはスタートダッシュに失敗。
キャッチャーを育てる時期にきているにもかかわらず、若月とは組まず
性格的にもチームを引っ張るというタイプでもない

正直言えば、もし金子がいなくなっても戦力的にはそこまでの痛手とも思えず



「他球団のユニフォームを着てオリックスと対戦するイメージは沸かなかった」

しかし、一ファンの心情としては金子にはオリックスに残ってほしい

100勝達成したときの金子のことばを引用します。

「びっくりするような評価をしてくださるチームもあったけど、オリックスで優勝したい気持ちが上回った
他球団のユニフォームを着てオリックスと対戦するイメージは沸かなかった
応援してくれるたくさんのファンがいる。結果で期待に応えなきゃいけない
何よりもその気持ちが勝った」

金子のこの思いを知っているからこそ、どんな成績であれ、
金子にはずっとオリックスにいてほしいと心の底で願っています。

その思いは中島とは比較にならんほどに深く。




-金子千尋
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