祈優勝! オリックスバファローズ

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金子千尋

~オリックス・西村徳文、金子には「絶対に負けられない」 の巻~




「絶対に負けられない試合」

オリックスの西村監督が13日、金子撃破をチームに指令した。開幕カードの相手である日本ハムが、2戦目の3月30日に前オリックスのエース金子が先発することを発表したことを受け「そこは絶対に負けられない試合相当な覚悟でいきます。選手も負けたくないだろうし、ぶつけてくれて、こちらはよかった。早く公言してくれて、こっちにはプラス」と歓迎した。

金子が日本ハムに移籍した際に、チーム内でも開幕カードに投げてくるだろうと予想はしていた。風岡ヘッドコーチは「もちろん想定はしていた。情報がない投手ではない。使える情報をスコアラーとも確認したい」と揺さぶる。開幕ダッシュを成功するには、むしろ好都合の相手となりそうだ。(スポニチ)

年を経れば「絶対」といった幼稚なことばを使うのは面映ゆいものですが、59歳の新監督も日本ハムの仕掛けにさすがに気合を入れ直したようで。
慎重居士の西村から発せられたことばゆえ、「相当な覚悟」を痛烈に感じます。



「チームの為に来季は投げたい」

昨シーズン終了時に、金子は新監督に決まった西村のもとに向かいました。

チームが優勝する為なら、何でもやらせて下さい。パフォーマンスが上がらなければ冷静に判断して下さい。短いイニングなら必ず行けます。ただ、身体が完治すれば先発として以前に近いパフォーマンスは出ます。そこへの自信はあります。ただ結果がすべての世界。そしてチームが優勝するためにプレーするのがプロフェッショナルです。だから僕は中継ぎでも敗戦処理でも何でも、チームの為に来季は投げたいと思っています。だから言いに行きました」(cocoKARA)

と、金子なりの強い思いを西村に伝えていたよう。
なのにそこからのライバルチームへの移籍。

契約というプロの世界ゆえ、チームを去った金子の気持ちも理解できるでしょうが、チームを統べる立場になった者からすれば、そこまでの大言を吐いて…という気がするのもまた事実でしょう。



与しやすし

1か月半前、開幕2戦目の予告先発。
なめられたものですが、チームにとってはこれほどありがたいことはなし。

2014年をピークに下り坂の金子
キレのあるストレートに七色の変化球、さらには比類なき制球力。
勝負強さと怪我の多さを除けば、投手としてのすべてを兼ね備えていた大投手も年を重ね。

ストレートにキレもスピードもなくなり、変化球は活きない。
ゆえに際どいところを狙うしかなくなり球数が増え与四球も増え。

昨年の投球を観る限り、全くもって与しやすい
チェンジアップにだけ注意すれば打ち崩せない投手ではありません。



遅かれ早かれ

金子が今季どのような結果を残すか分かりませんが、たとえ二桁勝ったとしてもそれが続く年齢ではなく、遅かれ早かれ金子抜きのチームをつくっていかねばならず、それならば早いに越したことはありません。

そして現に、山本、山岡が金子の抜けたエースの座を虎視眈々と狙っています。
二人ともいままで以上に責任感が増しており、頼もしく感じます。

3月30日のオリックス版「絶対に負けられない」戦いが、いまから楽しみです。



不安

ただ一つ不安を。

それは元気のない打線を抱えるオリックス側でなく、相手の日本ハム側。

開幕2戦目の金子先発を公言し、それに伴うプロモーションも開始しているようですが、36歳の右腕は非常に怪我が多い

昨年もシーズン終盤故障により姿を消し、
2015・2016年と右肩痛。
2013年は開幕戦ぶっつけ登板も、2012年は右上腕部の張りと腰痛で開幕戦のマウンドに立てず。

3月30日、札幌ドームのマウンドに金子の姿が本当にあるのか
長いこと金子をみてきたオリックスファンは、その点が心配です。



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