~オリックス・金子千尋、謝罪 の巻~
謝罪
10月7日の日刊スポーツの記事より。
10年を超えるプロ生活で初めての負け越し。
2月からオープン戦に登板するなど、順調すぎる調整を続けていた金子。
まさか、こんな結果に終わるとは思ってもいませんでした。
本拠地・京セラでの防御率は潰滅的な4点台。
無敵を誇った楽天戦でも2敗を喫する。
与四球は自己ワーストの59個(投球回数162回)に達し(沢村賞を獲得した2014年は191回で42与四球)、フォアボールで崩れる場面が多くみられました。
昨日のサンデースポーツに、CS解説者として出演していた金子。
2年続けて二桁勝利に届いてはいませんが、
解説者としていまだ需要がある投手であることは間違いありません。
オリックスの浮上には金子の力が必要です。
謝罪はこれでおしまいで、
来季こそはエースのピッチングを。
エースの吉田正尚評
自分を貫く芯の強さ―。
プロとして最も大事なことです。
コーチや評論家の声に惑わされることなく、自らの信じた道を突き進む。
吉田のスイングをみるたびに思い出す、門田博光は、
「ホームランの打ち損じがヒットになる」と、つねに広言していました。
「ヒットの延長がホームランになる」と、ホークスのプレーイングマネージャーであった野村克也にいくら諭されても、その考え方を変えず、
結果、稀代のホームラン王の地位を手にしました。
ルーキーイヤーに二桁本塁打を放った吉田ですから、
このまま、まっすぐ突き進んでほしいですね。
そういえば、金子も「自分を貫く」男ですね。
プロ入り二年目の春季キャンプで対戦したイチローに、カーブを投じ、
清原和博にストレートで真っ向勝負するよう一喝されても、
なんら臆することなく、
「最高の打者を打席に迎えたとき、自分の最も自信のあるボールを投げることこそが、プロの真っ向勝負」と言い切った金子。
肩は消耗品という考え方や、ブルペンで投げない調整法に対する外野からの無責任な批判を、結果を残すことで封じ込めてきました。
球界随一の理論派である金子。
2年不振が続いても、このまま自分を貫いてほしい。
金子の復活を信じています。