祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

金子千尋

~オリックス、さらば、エース・金子千尋 の巻~




 元エース・金子千尋

西・山岡でつくったいい流れを止めたのは、元エースの金子千尋でした。

初回、先頭の西川にストレートを放り、そのストレートをきっちりと見切られたあと、
続けた直球を軽々と弾き返された時点で、こうなることは予測できていました。

いや、
試合が始まる前からかもしれません。

スプリット、チェンジアップを低めに集めるも、
140キロ台前半のストレートはキレもコントロールもなく。
この球威では、一軍の打者相手には通用せず

ストレートで空振りを奪った場面があったかどうか…。

もはや憤りよりも寂しさが先に立つ
悲しき元エースの姿でした。



 さよなら

昨年チームトップの12勝を挙げた金子。
他球団に比べるとその称号はふさわしくはなかったものの、それでもオリックスのエースが誰かと聞かれれば、金子の名を挙げる人が多かったはず。

しかし今季。
青色吐息のピッチングを続ける金子を尻目に、
開幕投手を争った西と山岡が安定したピッチングを披露。

この3週間で、金子をエースと呼ぶ人はいなくなりました。

そして今日。
誰もがいつか衰えていくもの。

いままでチームを支えてくれた、あの頃の金子にさよならを告げるときがきたようです。
エースという称号とともに



 エアポケット

四回、一発を食らった大田の場面。
3-2から、いまの金子でインコースにストレート系を要求するのはちょっと無謀でした。

その球がど真ん中に入ったのは明らかな金子の失投も、
見え見えのスプリット、チェンジアップでよかったはず。

配球に関してはどうしても結果論にはなりますが、
山崎が内に構えたのを見て同じ思いを抱いた方も多くおられたはず。

苦心のリードの末の山崎のエアポケットだったか…。

正直、もったいなかった。



 山本由伸

昨日の記事で昇格間近と書いた、山本由伸が今日一軍登録

金子の試金石となる今日の登板を見据えての登録と思っていましたが、
近藤のファーム落ちに伴っての昇格。

となると、当分の間は近藤に代わるセットアッパーとしての起用ということでしょう。

GWの9連戦、金子が再調整となると先発枠が一つあるいは二つ足りません。
大器・山本は先発として大きく育ててほしいのですが、
チーム事情もあり仕方ない一面も。



 適任、やむなし

金子ならいつでも打てるというくらい、手の付けられなかった近藤をきっちり抑え、
四番・中田、五番・アルシアを連続三振に切って取った山本。

チームのウイークポイントであるブルペン陣の強化に、山本以上の適任者がいないのは明白な事実。

金子にせよ、小松にせよ、
スタートは後ろでした。

一貫して先発起用された昨年の育成法を鑑みると、
山本を先発で起用するのが当然の流れ。
しかし、
一歩間違えればシーズンが終わってしまういまのチームの状況を斟酌すれば、
山本のセットアッパー起用はやむなしでしょう。



 中途半端

七回、福良の打撃投手の甲斐あってか、復調してきたTの本日3本目のヒットで一死一二塁。
1点差、セカンドランナーのマレーロに代えて代走・福田。
福良、勝負に出ました。

なのに、バッター大城はそのまま打席に立ち
考えうる最悪の結果、ゲッツーでチャンスは消滅。
ここで試合は終わりました。

若月が故障しており、山崎のところで使いたかったのでしょうが、
それでもここは代打の切り札で勝負してほしかった。

勝負に出るなら出ないと。

中途半端さが、
虚しい。



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