祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

岸田護

~オリックス・岸田、中継ぎ再転向 の巻~




 岸田護

 36歳のオリックス・岸田が平野とともに京都府内で自主トレを公開し、「野球人生は残り少ないと思う。最後だと思ってやる」と13年目の今季へ背水の決意を示した。

昨季はプロ入り最少の4試合登板。今季は中継ぎ起用が濃厚で、球威アップを求めて体重増に着手した。既に76キロから80キロへ4キロ増と順調で、「打たせて取るなんて言っていられない。力と気持ちで抑えていかないと」と力を込めた。(スポニチ)

昨年の先発転向が失敗に終わり、
いよいよ背水の陣となった、投手陣最年長の岸田
今年は中継ぎに再転向のようです。

開幕ローテからは漏れたものの、ファームで先発投手としてしっかりと結果を残していた昨季の岸田の初登板は、4月29日のソフトバンク戦。
相手先発・攝津を打ち崩し3回終了時点で6-1とオリックス大量リードの展開にもかかわらず、
4回のマウンドに岸田の姿はなく…。

3回、被安打3・四死球4・自責点1での降板でした。

一軍先発陣との兼ね合いもあり、いい状態のときに上で投げれず、
この初登板時は調子が下降線を描いていた岸田。
1失点で抑えていましたが、内容的には物足りず、いつ崩れてもおかしくない内容で、
交代もやむなしと思った印象が残っています。

この日が、一軍での最後の先発機会となりました。



 中継ぎ再転向

次の登板は、そこから約4か月後の京セラでのロッテ戦。
忘れもしない、
山本のプロ初登板初勝利を、岸田が1球で消した試合です。

以後10月に2試合投げ、プロ入り最少・4試合の登板に終わりましたが、
中継ぎで投げた試合では、それなりのピッチングができてはいました

肩痛も考慮されての昨季の先発転向。
中継ぎ再転向ということであればその不安も癒えたということでしょうし、
元いた場所に戻る感覚で、調整もしやすいのではないでしょうか。

先発時はペース配分もあり全力で放れず、
ストレートは140キロ弱がほとんど。
ソフトバンク・攝津との投げ合いは、どちらもピッチングに苦しみ、試合の間は伸び、
彼らの全盛期を知る者にとってはつらいつらい時間でした。



 「ストレートをただ全力で投げるだけ」

ただ、
昨年の先発転向前の週刊ベースボールの記事では、
中継ぎでの投球を「ストレートをただ全力で投げるだけ」と岸田は語っていました。

中継ぎでの登板に面白みや満足感がなかったようで、
いくら先発転向に期すものがあったとはいえ、
ブルペンを守る岸田を応援していた者にとっては、少し寂しくなる内容でした。

その中継ぎに再転向。
「ストレートをただ全力で投げるだけ」のために体重を増やし球威アップを目指す岸田

踏ん切りはすでについたのでしょう。
そんな愚痴もこぼせない立場になり、
中継ぎとして復活を期します。



 「野球人生は残り少ないと思う。最後だと思ってやる」

昨日の記事でも書きましたが、
成績の面では平野の穴は増井が埋めてくれそうですが、
平野が務めてきたブルペン陣の精神的支柱としての役割を、新加入の増井が担うことはできません。

その部分を任せられるのは、
岸田しかいません
岸田がブルペンにいてくれれば…。

そのためにはチームの戦力となること。
これが最低条件です。

「野球人生は残り少ないと思う。最後だと思ってやる」と覚悟を口にした、
岸田の復活を期待します。

それに、
ベンチ裏でのケツ叩きの大役は、
平野か岸田しか、さまになりませんし。





※twitterやっています。フォローしていただければ幸いです。

-岸田護
-, ,