祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

小林慶祐

~オリックス、小林に届ける白星! の巻~




 直撃

六回、高谷の放った打球が、ピッチャー小林の顔面を直撃しました。
顔を抑える右手から鮮血が滴り落ち
マウンドに倒れ痛さに足をバタバタと動かす小林の姿。
形容すべき言葉が見つかりません。

静まり返るグラウンド。
長い時間が経ち、
球場内にようやく救急車が入ってきて、大阪市内の病院へ搬送された小林。
意識ははっきりしている模様ですが、とにかく心配です。

2014年に同じように打球を顔面に当てた、アロルディス・チャップマン(当時レッズ、現ヤンキース)は復帰まで約2か月を要しました。
とにかく安静にし、
小林と再び京セラのマウンドで会えることを、心から祈っています



マレーロ、20号

小林の退場になんとか報いてほしいと願うも、
正直、それができるチームだとは思っていませんでした。

2-7から、
まずはマレーロが、お得意様のバンデンハークから4本目の本塁打を放ち4点差。
五階席中段への特大アーチ。
マレーロ、6月からの途中入団ながら、これで20号到達
さすが、10万号男は違います。

陽気な性格もあり、チームにもすっかりなじんでいる様子。
日本人投手の攻め方にも慣れてきて、来季は今季以上の活躍を期待しています。



 宗、杉本

続く七回は、4四球をもらい4-7に。
ただ、満塁でマレーロ、小谷野が打てず、敗色濃厚…。

そして、
登板過多の金田がなんとか抑えた後の八回裏。

先頭の中島が猛打賞となる3本目のヒットで出塁し、
宗がセンター前に弾き返し代打・杉本
正確性が高い伊藤そのままでもと思いましたが、杉本、私の予想をいい意味で裏切るツーベースヒットで2点差に
泳がされながらバットですくった打球がフェンス直撃
やはりパワーは一流品。
荒いものの、当たれば飛ばす選手の打席は観ていて楽しい。

さあ、球場のボルテージも上がってきました。



 吉田、マレーロ

続く一番・Tが貫録の四球で満塁。
一番に強打者を配した利点がここで出ました。

一死満塁で二番・大城。
球場のボルテージを一気に下げる、力のないファーストファールフライでツーアウト。
二番に弱打者を配した欠点がここで出ました。

そして、
オリックス最後の砦で最も頼りになる打者、真打ち・吉田正尚の登場。
粘って粘って、レフト前へのタイムリーでついに同点
ショート今宮がセカンドベースよりにポジショニングしてくれていたおかげともいえますが、
それで初回、一本ヒットを損しているのも事実。
いってこい、ですが、
いいところで出た吉田の勝ちでしょう。

そして、
オーラス・マレーロがセンターオーバーのツーベースを放って大逆転大完成
マレーロ、やはりもってる男

球場のボルテージは最高潮に達しました。



 想い

ラストは、平野が完璧に締めてゲームセット

登板続く金田に白星がついたこのゲーム、
今季一番といっていいほどのナイスゲームでした。

宗、杉本といったヤングボーイの活躍。
吉田、マレーロといった主砲の活躍。
福良の采配も的中。
八回の攻撃、最高でした。

いままでのオリックスには見られなかったこの攻撃。
実力以上のなにかが後押ししたとしか思えません。
それはすなわち、
負傷した小林へ白星を届けたいという強い想い

その想いは、
選手のみならず、ファンもみな

球場全体の想いが、病室の小林のもとに白星という吉報を届けました

オリックスのファンでよかったと思えた、すばらしい一日でした。

ただ、
小林のことが心配です。




-小林慶祐
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