祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

小松聖

~オリックス・小松、最後の「キターッ」 の巻~

涙の5球

4年ぶりの先発となった小松聖
今日が最後のマウンドです。

あのCS2戦目も、このマウンドでしたね。
相手のライトに糸井がいて、
オリックスのクリーンアップは、ローズ・カブレラ・濱中。
バッテリーを組んだのは日高で、
後藤、坂口、大引、そして、小瀬もいました。

小松が輝いたのは、わずか1年だったかもしれませんが、
その1年で放った光芒は、
いまでもまだ眩しい

打者一人限定登板の小松が投じたのは5球。
高めに入ったストレートを、ライト前に弾き返されました。

小松はいつも堂々としていて、ポーカーフェイス。
打者を射るような視線が印象的でした。
そんな小松の表情が緩んだのを見て、
ほんとにこの日が来たのだと実感しました。

助走の1年と、
栄光の1年
そして、
苦悩の8年

ストレートは135キロ。
全盛期の球威はもうありませんが、
外角いっぱいにそろえた初球と2球目に、
エース・小松の最後の矜持を感じました。

いつもはブルペンに控える中継ぎ陣も、この日はベンチ最前列に座り、
小松の最後の雄姿を見守りました。
自然と、
涙があふれてきました。




キターッ

試合後、マウンド前のマイクに立った小松の目に、
涙はありませんでした。
感謝の言葉を述べたあと、小松が発した「夢の続き」ということば。
きっとそれは、低迷するこのオリックスに関することで、
きっとそれは、私たちが描く「夢」と同じでしょう。
このチームには、有能なコーチが必要です。
WBCを経験した小松の力が必要です。

8年ぶりに京セラドームに轟いた、「キターッ」
この勝利の雄叫びは、
私たちの、勝利の合言葉でもありました。
しかしこれも、きょうで聞き納め。
寂しいですが、
もう一度聞けてよかった

おつかれさま、小松。
そして、
ありがとう。

-小松聖
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