祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

近藤大亮

~オリックス、魂の近藤大亮!の巻~




近藤続投

小田の犠飛で1点勝ち越しての八回裏。
マウンドに上がるは、セットアッパーの近藤大亮

その近藤、先頭の丸にレフト前、岡本に四球を与えて無死一二塁。
そこから左、スイッチ、左と続き、ブルペンには昨日今季初失点を喫したものの海田がまだ控えている状態。

首脳陣の選択は、近藤続投
この決断が今日の試合を分けました。



空振り三振、見逃し三振

まずは対大城卓三。
初球バントを見逃してからヒッティングにチェンジした巨人ベンチ。
嫌な予感がしましたが、自慢のストレートで押す近藤に若月。
粘る大城を9球目のストレートで空振り三振に斬ってとり、ワンアウト。

続く両打ちの若林は、交流戦首位打者。
初球に空振りを取ってからストレート4連投で見逃し三振でツーアウト。

次打者は代打からそのまま一塁に入った阿部慎之助。
チャンスでちょうど阿部に回ってくる原采配 vs 魂の近藤大亮。



これぞ、近藤大亮のストレート

初球にフォークの入りは若林と同じ。
そこから150キロのストレートで追い込み、
一球遊ぶと見せかけて、3球勝負でストレートを外角一杯に決めて、阿部手が出ず見逃し三振

これぞ、近藤大亮。
これぞ、近藤大亮のストレート

この三者連続三振で、勝負は決まりました。



新クローザー・ディクソン

と言いたいところですが、このチームはいま増井不在。

新クローザーはディクソン
オリックス在籍7年で通算47勝も、セーブはなし。

昨夜代打で勝負を決めた陽が先頭打者。
阿部に中島、新外国人のビヤヌエバを試合途中で起用したあとにまだ陽が控える。
厚い選手層に、一発のある代打が控えているのは羨ましい。

その陽への4球目のナックルカーブが決まったと思いましたがボール判定で、結果フォアボール。
続くビヤヌエバは今季7本塁打、昨季はサンディエゴで20本塁打の長距離砲。
サヨナラ本塁打も頭をよぎったところで、原が出てきて代打・山本。
すなわち、ピンチバンター

その選択に、心から安堵。



ピンチバンター

屈指のグラウンドボールピッチャーであるディクソン。
確かにここは打の粗いビヤヌエバであれば併殺の可能性も高かった。
しかし、上述の通りサヨナラ本塁打の可能性も十分にあった。

長距離砲に代えてのピンチバンターほどありがたいことはなく思わず笑みが漏れ、
さらにはそのピンチバンターがただ唯一の役割を全うできず、バント失敗、空振り三振。

福良時代から幾度もみてきたピンチバンター。
その弊害も幾度も書いてきましたが、逆にされると、守る側にとってこれほどありがたい策はないと再認識。

ピンチバンター失敗で貴重なワンアウトを貰ったおかげで、ディクソン初セーブ
そして、オリックス勝利。



榊原翼

先発の榊原は今日もQSクリア
相手先発の高田も高卒三年目。
創志学園時代、松坂二世とも称された高田の方が全国的な知名度は上も、プロ入り後逆転。
投球内容でも圧倒しました。

中島に代打同点アーチを浴び天を仰いだ場面。
中島の本塁打よりもその回の先頭打者への四球を歯噛みしていたのでは。
七回表のチャンスで代打を送られず任されたにもかかわらず。

しかし、この中島への失投を除けば、ほぼほぼ完ぺきな投球で、今日も安心して観ていられました。



西村のやりたい野球

先制点はダブルスチール
二死から大城の適時打で2点目を挙げ、3点目はランエンドヒットを仕掛けての小田のタイムリー。
そして4点目は、吉田に代えての代走佐野が捕手がわずかに弾いた隙をついて二塁を奪ってからの小田の犠飛。

試合後の西村、いつも以上に喜色満面でしたが、
自分のやりたい野球がやれた実感があったのでは。

金銭を払うに値する、面白い試合でした。



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