~オリックス、ここにきての4連敗と紅林の17球 の巻~
とにかく打てない
とにかく打てない。
1点取られたら負けを覚悟する現状。
観戦の中心となるは、点の取れない攻撃時よりも点を与えないでと願う守備時。
投手はいらぬ重圧を抱えながらマウンドに立ち、その重みに宮城までも倒れ。
この過緊張は逆説的にいえば若手投手の成長に寄与してきたとも言えますが、優勝争いという最大のプレッシャーがかかっているなかでの更なる重圧は不要。
前日ここ3試合の得点経緯を0→1→1と書いたばかりですが、ここに新たに0が加わり、0→1→1→0に。
結果、ここにきての4連敗。
山崎颯一郎
先発は山崎颯一郎。
五回に3点(自責点5)を失い降板しましたが、真っすぐが強く内容的には素晴らしいものがありました。
三回の上位3人のポップフライなど真っすぐの強さの証明。
カーブも大きくキレもあり、成長を感じさせました。
失点した五回は先頭への四球から。
またも制球力のなさに泣いた形となりましたが(それでも与四球は2)、2点目の浅村のライト前は広い一二塁間を狙った浅村の巧打、3点目は芯で取られらえられましたがほぼモヤの正面。
個人的には、経験浅いといえど先発投手の義務として、この回までは投げさせて欲しかった。
あっという間の4ゲーム差
打線は初回からチャンスをつくるももう一本が出ず。
四回安達の強い当たりが二遊間を破り先制かと思いましたが。
打線は相手投手次第という面もあれど、それを言うならば次戦の先発は則本。
今季まだ一度も3タテを食らっていないのがいまこの位置にいる理由。
来田の落球以降ロッテ負けず。
走るロッテ、止まるオリックス。
あっという間の4ゲーム差。
紅林の17球
ただ、こんな試合でも光明はあり。
7点差の九回裏、最終打者となった紅林弘太郎が粘りに粘って17球も投げさせました。
99.9%負けの状況下、淡泊になっても全然おかしくないなかでのこの19歳の粘り、意地。
強く心を打たれました。
諦めない気持ち。
これがいま最も大事なこと。