祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

黒木優太

~オリックス、開幕戦にまた負ける の巻~

 7年連続

待ちに待った開幕戦。
4時間を超える長き戦いを制することはできませんでした。

12回裏、
一死一三塁でT-岡田。
一発出れば同点という場面までつくりましたが、そこまで。
力尽きました。

いい試合ではありましたが、
今日は是が非でも勝ちたかった

これで7年連続で開幕戦を勝てず。
今年もまた借金スタートです。




 乱調

オリックスの先発はエースの金子。

今朝のスポニチアネックスの記事で、「ある程度しっかりと準備ができた。体がもし100%ではなくても、気持ちでカバーできるところもある」と語っていました。
完調であれば少なくとも、「体がもし100%ではなくても」というエクスキューズは言わないはずで、
不安を抱えながら観ていましたが、
案の定、5イニング連続で四球を与える大乱調
5回被安打6失点4で降板。

若月との連携もうまくいっているようにはみえず、そのせいでテンポも悪く
また、
西野のタイムリーエラーもありましたが、
それを乗り越えるピッチングをするのがエースのはず

昨年の不振を一過性のものと思わせるようなピッチングを期待していたのですが、
正直これでは厳しい言わざるをえません。




 T-岡田

5回で4点ビハインドと早々と敗色濃厚になりながらも、
追いついた攻撃陣はあっぱれでした。

とくに7回のTの大アーチ
観客が固唾を飲み、本塁打のみを期待する場面でのアーチは、あのCS以来

グリップを離して持つ変則打法。
ホークスの松田もそうですが、トップを意識せずに作るための工夫でしょう。
オープン戦のデータ通り、楽天はサウスポーをTに当ててきたところでの一発。
ガッツポーズが自然と出ました(これもCS以来です)。

最終回も一発出れば逆転サヨナラと、球場のボルテージは最高潮に達しましたが、
フォークボールに空振り三振。
ベンチで下唇を噛みしめるTの姿が印象的でした。




 黒木優太

金子の後を継いだ投手陣はしっかりと仕事を果たしました。

そのなかでも最もよかったのは、やはり黒木優太
3安打と当たりに当たっていた今江を完璧に封じた場面は、圧巻でした。
さすがに緊張していたようで、グラウンド整備の途中でマウンドに向かうなど、ルーキーらしい初々しさも垣間見えましたが、
投げるボールは新人離れ。
8回を十分に任せられます

すばらしかった。




 3つのミス

延長11回、
黒木から澤田へスイッチ
楽天打線もこの回上位に回るため、黒木続投という選択肢もあったはず。
ここが第一のミス。

プロ初登板の澤田は嶋を三振に仕留めた場面(緊張する場面でのプロ初登板、よく頑張りました)。
ここで左が続くことからてっきり山崎福也に代わるものと思っていました。
が、
首脳陣の判断は澤田の続投でした。
これが第二のミス。

迎えるバッターは茂木。
早大卒二年目の茂木は、立大出身の澤田の球筋を六大学での対戦を通して熟知しています
もちろんそのタイミングの取りづらいフォームも(山崎も六大学出身ですが、フォームは大学当時とは変わっています)。

旨くライト前に運ばれ、一死二塁。
続く左のペゲーロに対しても、澤田を続投させたのが第三のミス。

三つのミスが積み重なって生まれた勝ち越しツーラン。

まだ山崎福也がいただけに、
そしてここを凌げば、裏がクリーンアップからの攻撃だっただけに、
非常に悔いが残ります。




悔しい

ホーム開幕。
先発・金子。
岸の離脱。
と、
追い風が吹いていた開幕戦を落としたのは無念の一言。

しかし、
4点差を追いついた執念、
ベンチで前のめりになって味方を鼓舞する姿勢がみえたのは収穫です。
これをシーズン終了まで続けることができれば、きっと明るい未来が待っています。

若月に代わってマスクを被った伊藤の意地
同点ホームランのTの矜持
新星・黒木の快投

楽しませてもらいました。
しかし、
やはり悔しい。
悔しい。
悔しい。

追伸:4点ビハインドの五回裏無死一二塁。
福良の選択はバントでした。
打者が小島とはいえ、そのチョイスはさすがにない。
昨年何度もみせつけられたこのバント攻撃。
やはり染みついた習性はなかなか変えられないようです。
こんな場面を今シーズンもみせられるのかと思うと、ため息がこぼれます。
こんなこと開幕から書きたくはないのですが…。




-黒木優太
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