~オリックス、新外国人・マレーロ獲得 の巻~
新外国人獲得
オリックスが米大リーグ、ジャイアンツ傘下3Aサクラメントのクリス・マレーロ外野手(28)の獲得に動いていることが25日、わかった。大筋で交渉はまとまっているとみられ、神戸市内で取材に応じた長村球団本部長は「(交渉は)最終の詰めの段階です。1日も早く手続きを終わらせたい。近日中にも発表できれば」と語った。
マレーロは右打ちの長距離砲で、主に一塁、外野を守り、昨季3Aで131試合に出場し、打率・284、23本塁打、71打点を記録。今年はオープン戦で7発を放って、開幕ロースター入りしていた。今シーズンはメジャーで15試合に出場して、打率・132、1本塁打、5打点だった。
チームは不動の4番を担っていたロメロが4月下旬に故障離脱してから得点力不足に悩み、急失速。長村本部長は緊急補強について、「(マレーロは)パンチ力がある選手。現状を見て、打線の強化、得点力アップを最優先に早急に手を打ちたかった」と説明した。(サンケイスポーツ)
やっと新外国人獲得の報道が流れましたが、時すでに遅しの感は否めません。
新加入のジャイアンツで、25人の開幕ロースター入りを果たしたマレーロ。
しかし、成績不振により4月24日にマイナー落ち。
常識的に考えて、それ以降に交渉が始まったと思われます。
左膝大腿骨骨挫傷の診断で、ロメロの登録が抹消されたのが4月25日。
つまり、
オリックスが外国人打者の補充に動いたのは、
ロメロの故障離脱後となります。
「早急に手を打ちたかった」
これまでこのブログで何度も書いていますが、
昨季、リーグ最低の打率に加え、チーム首位打者の糸井が抜けたにもかかわらず、
新外国人打者の補強をロメロ一人しかしなかった。
まずこれが最初の間違い。
次に、
3月3日、助っ人打者二人のうちの一人、モレルが右人差し指を骨折したにもかかわらず、
補強に動かったのが第二の誤り。
そして、
期待の吉田正尚が3月下旬に腰痛で開幕アウトとなったにもかかわらず、
なにも動きがなかったのが第三の間違い。
今日の試合でも、一昨日の試合でも、
楽天の2~4番に並んだ外国人打者にこてんぱんにやられました。
この3人がいないのがいまのオリックス。
相手からすれば恐怖感がありません。
もちろんこれほどの急降下は予想だにできなかったとしても、
上記3つの時点で動いていれば…。
にもかかわらず、
「現状を見て、打線の強化、得点力アップを最優先に早急に手を打ちたかった」、
つまり、早急に手を打ったとのたまう長村。
ちょっと考えられません。
完全に時機を逸しました。
これに関しては、間違いなく、フロントの大きな過失です。
クリス・マレーロ
契約間近のマレーロ。
昨季3Aで、131試合に出場し、打率,284、23本塁打、71打点の成績。
ロメロが、3Aで106試合に出場し、打率,304、21本塁打、85打点ですから、ほぼ遜色ありません。
今シーズンは、開幕2戦目のダイヤモンドバックス戦に7番レフトで先発出場(3打数3三振でした)。
4月14日にはメジャー第1号を放っています。
191㎝、96㎏の巨漢。
当たればどこまでも飛んでいきそうな選手です。
長打力不足のオリックスが必要とするタイプではあります。
※4月14日のクリス・マレーロ、メジャー初本塁打です。
※ナショナルズ時代のマレーロのハイライト集です。
泥沼
雨天中止の願い叶わず、
オリックス、今日も敗れて泥沼の7連敗。
もはや、止まりそうにありません。
則本の連続試合二桁奪三振の記録だけは阻止してほしかったのですが、
ギアを全開にした八回に三者連続三振を食らい、記録達成を手助け。
則本あっぱれというよりは、選手が情けない。
とくに4三振の中島。
もはや、
勝てる予感が、しません。
全く。