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増井浩俊

~オリックス・増井浩俊、1467日ぶりの先発勝利! の巻~




先発再転向後初勝利

今季3度目の先発登板となった増井浩俊
立ち上がり、先頭の源田にいきなりのストレート4球連続ボール、正真正銘のストレートのフォアボール。
一体どうなるかと思いましたが、終わってみれば6回/被安打2、無失点

四球5つは褒められた内容ではありませんが、直球、変化球ともに低めに集めることができていたため傷は広がらず。
先発転向後に投げ始めたスライダーにカーブも加え、的を絞らせませんでした。

先発再転向後初勝利
先発としては1467日ぶりの白星ぶりとのこと。



剥奪、峻拒

一昨年のFA移籍初年度はセーブ王争いに加わるなどクローザーとして十分な結果を残すも、2年目の昨季はストレートは弾き返されフォークは見逃されでシーズン途中にクローザー剥奪

クローザーだけをやるために移籍してきた増井にとっては悔しい立場に置かれるも、実力の結果で、ディクソンからその座を再び奪えなかったのが原因。

昨シーズンオフから、首脳陣による先発再転向提案の記事が出るも、増井が峻拒。
ただ開幕メンバーからも外され、戻ってきてからも不安定なピッチング。
クローザー・セットアッパーはもちろん中継ぎ投手としてもなかなか厳しい時期が続き、結局先発転向を受諾せざるを得ない状況に。

「先発は面白くない」と語っていた増井にとっては屈辱でもあったでしょう。



適性

いろいろ思うところもあるであろう先発転向について「救援から先発に投げる場所を与えてもらい」(スポニチ)「先発で投げるチャンスをもらい、恩返しをしていきたい」(毎日新聞)とチームへの感謝の言葉で語るところが増井の人柄の一面が窺えます。

このチームで増井のことを最もよく知るであろう中嶋が語っていたように、「適性という面でも先発にある選手」(デイリー)であることは多くのファンも思っていたところ。
力勝負が難しくなる年齢に差し掛かり、増井自身も「いつかは救援ではキツくなる、毎日準備するのに体が追いつかなくなる時が来ると思っていた。その時なのかな」(スポニチ)。

クローザー引退となっても、移籍1年目の抑えとしての輝きは色褪せず。



「強者」の戦い方

試合は、先制、ダメ押しにブルペン陣の奮闘もあっての完封リレーと、最下位でこんなことをいうのは面映ゆいものの、まさに「強者」の戦い方

タイムリーに、内野ゴロ、犠飛に本塁打とバリエーション豊かな点の取り方には、これがオリックスかと微笑みながら首を傾げます。

ロドリゲスを入れヒギンスを外した選択に関しては不安ありも、そのロドリゲスが先制タイムリー
増井が降りた七回からの吉田凌、山田、富山、漆原のリレーは被安打0と、ヒギンスの穴をまったく感じさせず逃げ切り。

これで、5カード連続の勝ち越し。
5カード連続の勝ち越しは2003年以来とのこと。
その年は石毛からのレオンで最暗黒期。
それゆえその価値がどれ程のものなのか分かりかねる面もありますが、中嶋オリックスが素晴らしい戦い方ができていることは間違いありません。





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-増井浩俊
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