~オリックス・増井浩俊、古巣日本ハムに初勝利! の巻~
二番・佐野、三番・安達
ジョーンズにモヤのいない純国産打線。
さらに相手先発がサウスポーということでTもスタメン落ち。
懸案の吉田の前の打者問題。
今日は二番に佐野皓大、三番に安達了一。
安達は言うに及ばずも、佐野は10月の打率.297/出塁率.370。
その数字、そのまま鵜呑みにはできずとも、二番・大城に比べれば期待大。
そしてその効果がさっそく初回に表れます。
二番・佐野が10球粘って四球を選んで盗塁、三番・安達がセンター前にもっていき、この両選手で先制。
持っている駒をどのように並べるか。
打順の編成は将棋の駒組に似ていて、いかに効率よく組むかでその効果、その後の展開がガラッと変わってきます。
そしてそれは間違いなく、監督の仕事。
犠打
昨日の記事(~オリックス、「つなぎの二番」と「犠打」で今季10度目の完封負け の巻~)で、二番軽視とともに批判した犠打。
今日は3つの犠打すべてが点に結びつきました。
ただ、この犠打についてはその非効率性が既にデータとして証明されている以上、今日のように珍しく犠打が点に結びついたとてその意味がなんら変わるものでもなく。
点が入ってよかったというのみ。
増井なりの恩返し
先発・増井浩俊。
今日もしっかりとゲームをつくりました。
2連続で四球を与えても、なんとか防いでくれるだろうという不思議な信頼感が先発仕様の増井にはあります。
今季はシーズン途中での先発転向ということで早めの交代を命じられていますが、来季はどうなるのか。
今季のような100球未満での交代ならば中6日で回ってもおかしくなく、そして三本柱以外の投手に増井以上の安定感もなく。
今日の勝利は古巣・日本ハム相手に初勝利とのこと。
増井のことを最大限に考えて先発転向を命じた栗山の前での快投は、増井なりの恩返しでしょう。
2勝1敗
中田のツーランで1点差に迫られながら、七回八回に6安打を集めて加点し突き放す戦い方は強者のそれ。
ロドリゲスが登録されていた頃と違い、ヒギンス、ディクソンが控えていれば(ディクソンの安定感はともかく)、八・九回の計算が立ちます。
3カードぶりの勝ち越しとのこと。
最下位のチームのファンが吐く言葉としてはふさわしくはないものの、いまのチーム状態ならばどのチーム相手でも普通に戦えれば2勝1敗は十分に可能、というのが本音。
そしてその状態がもう1ヶ月近く続いています。
いつのまにか5位と4.5ゲーム差。
個人的には優勝以外すべて一緒という考え方ですが、勝ってくれれば単純にいま楽しく、そして来季のことを考えても。
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