~オリックス、静岡での楽天3連戦を終えて の巻~
先発6番手の見極め
オープン戦最終週は静岡での楽天3連戦と恒例の京セラでの阪神3連戦。
総仕上げの段階でほぼ開幕メンバーで戦う後者に比べ、前者はまだまだ余裕あり。
この楽天3連戦の目的は3つ。
一つ目は先発6番手の見極め。
山本が報道の通り中5日でソフトバンク戦に向かうとなると、先発6番手は開幕3カード目の楽天戦での登板が予想されます。
先発6番手を争うは、竹安大知に増井浩俊、そして張奕。
その楽天相手に彼らを隠すのではなく、彼らをぶつけてどれだけ通用するかで見極めます。
内容はいまひとつ
上記3投手がこの3連戦に登板し、結果は、
竹安:3回1/3/被安打8・奪三振2・与四球1・自責点2(失点7)
増井:2回/被安打1・奪三振1・与四球1・自責点0
張:5回/被安打7・奪三振0・与四球3・自責点4(失点4)
唯一無失点に抑えた増井も内容はいまひとつ。
しかし他の二人に比べれば、故障明けという点と経験を考慮しややリードか。
開幕戦の裏のウエスタン・広島戦が最終チェックの場となりそう。
最終チェック
二つ目は、一軍半レベルの選手の最終チェック。
3戦目では育成の佐野如一、田城飛翔を一二番に起用。
宜保には試合序盤の二回にスクイズのサイン。
支配下となると即一軍で通用するか否かが問われますが、佐野に田城は打率.143、.160という数字が示す通り、すぐさま支配下というレベルにはあらず。
佐野のスイングの大きさには魅力を感じますがそれでも要経験というところ。
地元選手のお披露目
三つめは、オープン戦ならではの地元静岡出身選手のお披露目。
竹安と増井にはまっさらなマウンドを用意。
そして紅林弘太郎を9番ショートで2試合スタメン、3戦目も最終回に代打で起用。
安達の離脱により紅林が開幕ショートの最有力候補。
もはや地元だから使うという位置におらず、最有力はここにきても変わらず。