~オリックス、広島に連勝 の巻~
理想の勝利
オリックス・松葉、広島・九里、両先発の好投もあり、
試合は0-0のまま終盤へ。
七回裏、四球で出たTを小島が送り、若月凡退後の二死二塁で駿太がライト前へ先制打を放つ。
三回、一死二塁の好機に、高めのフォークに手が出ず三振を喫していた駿太(十分当てられる球でした)。
さっそくの汚名返上は見事でした。
続く八回は二死から、
中島、ロメロ、小谷野、吉田雄人、小島の5連打で4点を奪い、試合を決定づける。
投げては、7回を4安打7奪三振、無四球とほぼ完璧なピッチングをみせた松葉のあとを、
ルーキーの澤田、黒木が継いでの完封リレー。
文句なしでしょう。
充実の投手陣が相手打線をしっかり抑え、
その間に得点を奪う。
今年のオリックスの、理想とする勝ち方です。
オープン戦といえど、これで対広島2連勝。
これで昨年の悪夢を少しは払拭できたのではないでしょうか。
離脱
腰痛で離脱中の安達が1日遅れの復帰。
代わって、
期待の吉田正尚が腰痛により離脱。
3月22日に「腰の状態が良くないということだった。(復帰が)どのくらいかは分からない。明日になってみないと」(サンスポ)と答えた福良。
で、その明日、3月23日(今日)も欠場。
これは長引く可能性大です。
昨年も腰痛により長期離脱した吉田。
あの悲劇の再来は、もはや想像すらできないほどの大きな戦力ダウン。
残り3連戦で戻って来れるのか否か。
開幕に間に合うのか否か。
チームの浮沈がかかっています。
小島・吉田雄人
八回二死からのオリックスの攻撃。
中島、ロメロ、小谷野のクリーンアップの連打はもちろん嬉しかったものの、
それ以上に喜んだのが、小島と吉田雄人の活躍。
吉田正尚に代わってレフトに入った小島。
オープン戦、なかなかヒットがでませんでしたが、今日はきれいなツーベースを2本。
奥浪、園部の低迷を尻目に、
開幕一軍にラストスパートの高卒4年目の吉田雄人。
小島は昨年の活躍を自信に、
吉田は野手で唯一一軍に上がれなかった昨年の屈辱をバネに、
いまこうして頑張っています。
ローテーション
激化するオリックスの開幕ローテ争い。
徳俵に足がかかっていた松葉の好投で、その陣容がみえてきました。
ホームでの開幕3連戦は、金子、コーク、西。
所沢に移っての西武2連戦は、ディクソン、そして松葉でしょう。
期待の山岡は、
その次の6連戦からのローテ入りとなりそう。
結果を残し続けた山崎福也とドラ2の黒木優太は、勝ち試合のセットアッパーとしての起用のようです。
新外国人のウエスト・ヘルメンの開幕一軍も難しそうなほどに、
投手陣は豊富。
その結果、
今季から先発転向の岸田には、上での先発登板の機会すら与えられませんでした。
上述したように、
充実の投手陣が相手打線をしっかり抑え、
その間に得点を奪う。
この野球ができれば、
優勝争いに加わってもなんらおかしくない。
ひいき目抜きに、そう思います。