祈優勝! オリックスバファローズ

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メネセス

~オリックス、四番・メネセスで2連勝! の巻~




新四番・メネセス

打率一割を切る吉田正尚を四番から外し三番に置き、新四番はメネセス
吉田のプレッシャー軽減が目的とはいえ、打率,077の選手が四番より打席が多く回ってくる可能性のある三番に入るデメリットもあり。

ただ、この打順変更が奏功

三番吉田のヒットのあとにメネセスが2本の犠飛
さらにメネセスは来日一号となる先制の本塁打を放ち、計3打点
全打点を叩き出し、
これぞまさしく四番の働き。



コースに逆らわない

コースに逆らわないのがメネセスのバッティングの最大の長所。

第一打席は、アウトハイの吊り球にそのままバットを伸ばし、技と力でライトスタンドにもっていき、
第二打席は、アウトローの変化球を右中間に運び、
第三打席は、インコースシュートに腕を畳んでレフトに。

決して簡単なことではなく、お見事というしかありません。

センター前の多さもメネセスの特徴で、メネセスの技術の高さ、柔らかさを表しています。

当分、四番はメネセスが務めそうです。



とにかくHランプ

三番に入った吉田正尚、2安打で打率はようやく1割を超えましたが、
三塁打は打球がスライスし中堅手が判断を誤った面もあり。

2本目のライト前の場面は一塁に俊足・西浦を置いての場面。
いまのオリックスの戦い方ならば西浦を走らせる選択肢も当然あるはずですが、走らせず。
西浦を走らさないことで一塁手をファーストベースに釘付けにし一二塁間を広げるメリットがあり、さらには体が開き気味の吉田の打球は一二塁間に飛ぶ確率が高い

そこまで読んでの自重で、采配が見事に決まりました。

吉田の2安打、決して内容がよくはない。
しかし、いまはとにかくHランプが欲しい。
どんな形であれ、ヒットが良薬です。



東明ー若月

メネセスの3打点を守ったのがオリックス投手陣。

先発は東明大貴
いきなりの四球、ヒットでどうなることかと思いましたが、丁寧に内外投げ分け、5回2/3を1失点に抑えました。

らしさを感じたのは二回。
二死から嶋の脇腹にデッドボール。
嶋も激昂する様子をみせ、嫌な空気が漂いましたが、続く九番・橋本に臆せず内角攻め
初球二球目とインコースを攻め、最後も内角スライダーで詰まらせ。

いまの東明の球威であれば、内角攻めは必須。
それを理解し、死球後もすぐに内角を要求する若月
そしてそこにきっちりと投げ込める東明
いいコンビです。



吉田一将

東明のあとを受けた齋藤綱記と近藤大亮の連続四球はいただけませんが、ともにある程度は織り込み済み。
しかもどちらの投手も逃げてのフォアボールではありませんでした。

出色は吉田一将
ストレートは計ったように若月のミットに収まり、フォークも低めに決まり
田中和基を三振に奪った場面は、スイングしていないようにも見えましたが、あそこまで完璧な場所・高さに投げられれば(私のわずかな主審経験を振り返ると)主審は手を上げたくなります。



2連勝

最後は増井浩俊
先頭打者をフォーク連投で抑え、次打者からは一転ストレート勝負。
若月の好リードもあり、三者凡退に抑えゲームセット。

4連敗スタートの後の2連勝
しかも京セラで。
実に、気持ちよし。

昨日の記事で「風が吹いてきた」と書いたばかりですが、吉田の打球などみれば確かにそのように感じます。



西浦颯大

そして西浦颯大
超ファインプレーをわずかに逃したあとの好返球
ここしかないというところにドンピシャ。
これぞまさにプロのプレー。

チームに吹いてきた「風」。
自然に吹いたのでなく、
西浦をはじめとする若手選手たちの精一杯のプレーが吹かせた
そんな
気がします。



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