~オリックス・宮城大弥、圧巻のピッチングで新人王候補対決を制す! の巻~
宮城が早川を圧倒
オリックスの先発は、2年目の宮城大弥。
楽天の先発は、昨年のドラフトで4球団重複のルーキー早川。
新人王最有力候補との呼び声高い新人左腕も、オリックスファンからすれば宮城大弥のピッチングを観た上での評価なの?が本音。
昨季プロ初勝利を挙げた宮城も新人王の有資格者で、いわゆる新人王候補対決(ドラフト前の記事(~オリックス、2020ドラフト候補ベスト10(総合編) の巻~)にも書いていますが、個人的には宮城よりも日本ハムの伊藤大海を高く評価していますが)。
結果は、オリックス・宮城が早川を圧倒。
8回/被安打2・無失点
宮城の立ち上がり、いつもと比べて真っすぐの伸びが物足りない気がしましたが、一死一二塁で強敵・浅村をその真っすぐで併殺に斬ってとり波に乗りました。
四回、2四球に1安打で満塁のピンチ。
左対策でスタメン起用の横尾に、アウトローに寸分狂わず、ストレート・チェンジアップを3つ揃えてセカンドゴロ。
8回/被安打2・無失点。
ピンチはその2イニングのみ。
残り6イニングはすべて三者凡退と、19歳が連勝中の楽天打線を手玉に取りました。
精神力
初回と四回のピンチ。
初回はまさかの大田の落球。
これに動じない精神力。
四回、一発出れば同点の場面で浅村を三球三振。
あの浅村に3球すべてスイングすらさせず。
どの変化球でもカウントが稼げ、腕の振りも緩まない。
すばらしいとしか言いようがない。
プロ初完封の準備は整うも
前日山岡にストレスフルのピッチングをみせられた分、宮城のテンポの良さが余計に際立ったこの試合。
楽天打線早打ちの印象も、あれだけストライク先行の投球をされればそれもやむなし。
八回終えて104球。
その八回はわずか7球。
プロ初完封の準備は整いましたが、中嶋の選択は交代。
個人的にはそのまま投げさせて欲しかったところ。
太田椋、吉田正尚、モヤ
課題の打線は、先頭の太田椋が2安打。
内容もよく、このままフルスイングで太田らしいバッティングを。
吉田正尚が先制の第2号。
打点の少なさを語る人も稀にいますが、打点が打者の評価を表す基準とされていないのはもはやMLBの常識。
モヤは左投手から2本。
昨年に比べ対左も大幅改善。
ならばなおさら前日のピンチバンターが意味不明。
ジョーンズ、漆原大晟
ジョーンズはオープン戦最終カード欠場した理由は不明ながら、状態万全ならば欠場するはずがなし。
ロメロ来日との報あり、ロメロ復帰となればいまのままでは使い続ける意味がない。
杉本、Tの両長距離砲も内容良くなく、不足気味の内野手との入れ替えも必要ないま、週明けどうなるか。
最後の漆原大晟。
4点差でも冷や冷や。
1点差等の緊迫した場面での登板はいまだないけれど、ビシッと抑える投球はずっとできておらずこのピッチングだと正直怖い。
孝行息子・宮城大弥
この試合は犠打なし。
初回二回とその機会あれど、中嶋動かず。
監督は動けば動くほど失敗するもの。
これが野球を数十年観続けてきてたどり着いた、私の結論(MLBと福良西村の影響大)。