祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

宮内義彦

~オリックス、「阪急ブレーブスの承継」 の巻~




失笑

 オリックスの宮内義彦オーナー(83)が1日、兵庫県内で阪急・オリックスのOB会に出席。冒頭のあいさつでは「阪急ブレーブスという強いチームを承継したのにもかかわらず、その強さを維持することができません。誰が悪いのかな。だんだんオーナーが一番悪いという気もしてますけど、こんなことじゃいけない」と、自虐も交えながら22年V逸のチームにハッパをかけた。(スポーツ報知)

阪急・オリックスのOBである福良監督が退任し、
チームの阪急回帰の方向性、換言すればOB会との関係性がどうなるかと思っていたところ、
オーナーの宮内義彦氏が久方ぶりに出席。

自虐込みのコメントにはOBの面々からも失笑が漏れたようですが、
それで思い出すは今春の激励会での一コマ。
同じような宮内オーナーの自虐コメントに会場からも同様に笑いが漏れ。

このようなネタで怒りではなく笑いが起きるところに、このチームの長い低迷と諦めが窺えます。



「阪急ブレーブスの承継」

「阪急ブレーブスの承継」ですか…。

「ブレーブス」という愛称と阪急西宮球場との継続、上田監督の続投を公言していたものの、それらをわずか2年で反古
監督交代は成績による内因もあり、
阪急西宮球場の使用は阪急電鉄の沿線利用の問題もあり致し方ない部分はありましたが、
ただ「ブレーブス」という愛称の変更だけは「阪急ブレーブスの承継」とは到底思えず

南海からダイエー、ソフトバンクと移り、
西鉄から太平洋、クラウンライターそして西武。
くしくもパの覇権を争った両チームは親会社が代わっても頑ななまでに愛称を変えず。



オーナーの責任

一社員の軽犯罪ですら、匿名の批判者が企業トップの責任を追及する時代。
チームの不振もオーナーの全責任とする意見もみられますが、
球界のみならず全ての責任をトップが取る必要などあるはずもなく

ただ、
宮内オーナーがどこまでチーム運営にかかわっているかは分かりませんが(真偽は別にして監督人事はオーナーの専権事項とのこと)、確率的には6年に1回優勝してもおかしくないなか、22年も優勝から遠ざかるにはそれ相応の理由があり、オーナーにも責任の一端はあり。



オーナー、フロント、監督、選手

ブレーブスを消すことを決め、ファンの声を全く無視し近鉄との合併に舵を取ったオーナー
阪急色の一掃など迷走を続けたフロント
その結果生まれた、チームに愛着を持たない実力不足の監督たち。
さらには、
イチロー以降、タイトルホルダーは他チームに比べ少なく力の足りない選手たち。

責任は一つに問えず

ただ、どんな状況であれ今年こそは期待するのがファンの性。
いま考えると石毛やレオン時代にも優勝を祈った自分がばかばかしく、かわいいくらいに情けない。
しかし、それがファン。




1996年の歓喜

あれだけ愛した愛称が変わってもチームを愛し、
これだけ負け続けても、優勝が遠のいても愛す。

悲しいけどそれがファン

ただ、
弱いよりも強い方が毎日楽しい。

阪急ブレーブス。
私が出会った頃はすでに黄金期を過ぎてはいましたが、
それでもいまよりは毎夜心地よく床に就いていました。

1996年の歓喜にいつ再会できるのか
そんなことをふと思い出した、宮内オーナーの「阪急ブレーブスの承継」発言でした。



-宮内義彦
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