祈優勝! オリックスバファローズ

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宮内義彦

~オリックス、「近鉄と合併から16年、オリックスが12球団で最もVから遠いワケ」③ の巻




オーナー・宮内義彦

第一弾第二弾に続き、毎日新聞からの引用です。

オーナー忖度の影響も?

瀬戸山は別の難題にも直面した。ある選手の起用法に宮内から疑問を寄せられ、監督の森脇と一晩中、話し合ったこともあった。「宮内さんは野球がとても好きで、詳しい。僕はある程度受け流した部分もあったけれど、球団上層部が意向を忖度(そんたく)すれば、選手の萎縮、反発にもつながる」

オーナーとしての宮内の野球への情熱は、スカウト会議にも参加する広島松田オーナーの次にくるぐらいのものがあり。
ただその熱情が、選手起用への容喙として表れるとチームとしていいことはなにもない。

出資者として最高責任者として口を出したくなるのは理解できますが、直言するとしてもチーム運営や経営面に留まるべきで、采配に関与するは愚の愚。



獅子身中の虫

「金は出すけど口は出さない」。
トップの理想形として語られることばですが、それができているのがソフトバンク・孫オーナー。
そしてそのチームが12球団で最も強い。

それは、その金言が真であることの証左。

ただ、宮内の試合後のコメントは的を射たものであることもまた事実。
犠打多発に対して苦言を呈するは、多くのファンの声の代弁でもあります。

それを一介の野球ファンの独り言で片付けられればよいものの(それが本来の形)、それについて監督とフロントトップが「一晩中話し合った」り、「球団上層部が意向を忖度」していては、敵と戦う前にオーナーと戦う、もしくは顔色を窺うこととなる

オーナーが獅子身中の虫となっていてはチームが強くなるはずがなし。



朝令暮改

監督人事はオーナーの専権事項と言われますが、
石毛の2年目4月での解任、球団社長が「シーズン終了まで指揮を執ってもらう」とその身分を保証しながらも前言を翻し解任となった岡田彰布、さらには2年契約を1年半残しながらの森脇辞任。

一貫性のなさ(特に岡田の場合)は、球団社長というよりも、オーナーの気分による朝令暮改が原因と考えた方が適切かもしれません。



唯一の解決策

若手育成にかじ

オリックスは大阪・舞洲に約30億円をかけて球場や寮など2軍施設を新設。17年に神戸から移転した。京セラと2軍施設は車で約20分。1軍で出番の少ない選手が舞洲で昼間の2軍戦に出場し、経験を積むのも容易になった。1軍選手の練習から若手が学ぶ機会も増えた。

イチローがオリックスにいた92~00年、本拠地はグリーンスタジアム神戸(現ほっともっとフィールド神戸)で、寮や室内練習場が徒歩約10分の場所にあった。当時、イチローが深夜まで打撃練習で汗を流していたのは有名な話。現球団本部長の森川秀樹(59)は「今、かつてのイチローが育った土壌ができつつある」とみている。

実際、昨季は21歳の右腕・山本が1・95で最優秀防御率のタイトルを手にした。ただ、得点は544点でリーグ最少。課題を解消するため、米大リーグで通算282本塁打のジョーンズを獲得した。「今季こそは」との思いは選手や球団職員、ファンも同じ。長い冬から今季、目覚めることができるか。

「「今季こそは」との思いは選手や球団職員、ファンも同じ。長い冬から今季、目覚めることができるか。」で記事は締められていますが、合併後15年にもわたる低迷の主因と記者の方が考えた、合併チームの不協和音やオーナーの忖度問題について、現状はどうなのかそれが改善されたとの報はなし。
いくら大阪移転や育成切り替えの利点があったとしても、そこが変わらなければ仕方ない気もします。

たぶんその唯一の解決策は「勝つこと」

広島カープの長い低迷の原因をFA導入と逆指名制度、選手年俸の高騰化と断じておきながら、いざ優勝するとそれらがあったからこそ育成が結実したと多くの野球評論家やファンがあっさりと主張を曲げたことでも明らか。

勝てばすべてが変わります。



不可侵

高塚猛や小林至が在籍していた頃のダイエー・ソフトバンクもフロントが一枚岩であったわけではありませんでした。
しかし、グラウンド上の選手個々は躍動し、チーム、選手は多くの栄光を掴みました。

編成部門の責任もあれど、オリックスの選手の実力不足は誰がみても明らか。
そんななかようやくタイトルホルダーが表れチーム変化の萌芽もみられ。

いろいろな問題あれど、結局は、選手が全て。
投手打者間の18.44メートル
いくら野球好きなオーナーがあれこれ口出ししようと、そこだけは不可侵





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-宮内義彦
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