祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

宮内義彦

~オリックス・宮内義彦の愛 の巻~

宮内義彦

オリックスバファローズのオーナー・宮内義彦。
オリエントリース(現オリックス)の立ち上げに尽力し、現在、オリックスグループのシニアチェアマン。
政府の規制改革会議の議長や経団連の副議長を務める大物実業家。
その大きさゆえに、毀誉褒貶も激しいが、
財界一の野球好きであることは間違いありません。

販路拡大のために球団を所有するオーナーが多いなか、
宮内は、ただ単純に、
野球を、オリックスバファローズを愛しているから持っている、そんな気がします。
シーズン中、関東関西問わず、これほど多く観戦するオーナーは、他にいないでしょう。

阪急を買収して、もうじき30年になります。
社名変更を周知するための球団買収と、当時は揶揄されましたが、
同時期に南海を買収したダイエーがチームを手放したのに比べ、
2004年のプロ野球再編問題などはありましたが、
宮内は、オリックスバファローズをずっと見守り続けています



「落ちるところまで落ちた」

以下、ベースボールチャンネルの記事より。
どら増田さん、全文掲載、ありがとうございます。

――福良監督からは2016年を振り返って、どのような報告があったのでしょうか?

宮内オーナー「報告といってもね、毎日試合結果を見ているわけですが、まあ……一番ビリで、これ以上、下はないんだからね。落ちるところまで落ちたなと、こういう感想ですね」

そう、落ちるところまで落ちました。

――福良監督はある時期から、非常に若い選手であるとか、チームの活性化や底上げも含めて、やりくりをされていたように見えたのですが、そういう選手が出てきたなという実感も少しあるんですが?

宮内オーナー「出てきたな……というか、出てくるかもしれないなという程度のところで終わったんじゃないですかね。
完全にレギュラーを取ったとかね、エースが取って代わったというようなことはなかったわけですからね。(中略)
だからそのカギが見えた程度だったと思います。
そういう状態だから、これから春までにぜひ頑張ってもらいたい。そう思います」

そう、若手は、出てくるかもしれないなというところで終わりました。
吉田と若月を除いて。
ただ、その期待の若手、奥浪や園部、大城、宗は今季が初の一軍デビューであるのも事実。
来季こそが本当の勝負の年になります。

そういう状態だから、これから春までにぜひ頑張ってもらいたい。
私もそう思います。

――オーナーから誰か選手の名前が出ると思って伺ったのですが……。

宮内オーナー「(笑顔で)実は一人ひとりの選手を、監督と評価し合ったんですけど、ここで名前を挙げるには至りません。ね?」
福良監督「はい」

――オーナーとは突っ込んだお話もされたのでしょうか?

福良監督「オーナーも仰っていたように、選手一人ひとりを分析しながら話をしました」

――意見が一致した部分と一致しなかった部分はありましたか?

福良監督「ほとんど一致してました」

選手個々の評価ができるオーナーが他にいるでしょうか。
もちろん福良のおべっかもあるでしょうが、
その情熱には、ほとほと感心するばかりです。



もの凄い執念

――現有勢力の中で、いろんなポジションがありますが、オーナーはどこが一番補充するべきポジションだと思いますか?

宮内オーナー「全部じゃないですか(笑)どこかが欠けたからこうなったんじゃなく、全てがもう一歩ということじゃないかなと思うんですけど。(中略)
何がなんでも勝つという、チームとして何がなんでも勝つという、もの凄い執念というものを、持ってもらわなきゃいけなかったなと。
執念を持ってないとは言いません。みんな勝ちたいと思って試合をしてるんだけど、負けてたまるかという凄い執念を持ってもらいたい。
それがこのチームに一番失せたことじゃないかなと。
僕は見に行ってよく負けましたんでね。負けるたびにそう思いましたね」

そう、まさにオリックスに欠けているのは勝利への執念。
早々とシーズンの目的を失い、ただ淡々とゲームをこなしている。
そうみえる場面が多くみられました。
それが20年間の低迷により染みついた、負け犬根性なのでしょう。
選手、チーム全体に、負のオーラが充満しています。
その払拭のために、強い時代の阪急・オリックスを知る福良をトップに据えたはずなのですが…。
来季こそ、頼みます。

広島のリーグ制覇により、優勝から最も遠ざかった球団となったオリックス。
そのオーナーとして、チームの不振の一因が宮内にあることは否定できません。
ただ、
これほどチームへの愛をもったオーナーもいません。

宮内オーナーも80歳を超えました。
ブレーブスの消滅や球団合併など、首肯できないこともありましたが、
なんとか、宮内オーナーの目の黒いうちに、
もう一度、チャンピオンフラッグをはためかせたいですね。



-宮内義彦
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