~オリックス、中川圭太・西浦颯大、プロ初本塁打! の巻~
本塁打攻勢
計7本の本塁打が神戸の夜空を舞った乱打戦を制したのは、珍しくオリックス。
三回に吉田正尚が特大の勝ち越し弾をライトスタンド上段に運んだのを皮切りに、
四回にT、五回に中川、六回に西浦が追加点となる3発を放ち、計4発。
オリックスには稀有な本塁打攻勢で、楽天を倒しました。
最後はクローザー・増井。
これでリーグ単独トップとなる10セーブ目。
チーム勝利数が13なのでほとんどの勝ちゲームに登板。
勝つとしてもそれだけ競った試合が多いということ。
吉田正尚、T-岡田
三回の吉田正尚。
久々に観た吉田らしい打った瞬間の特大アーチ。
二死から三番・大城がヒットで出た直後のツーラン。
逆転し追いつかれ、試合展開的にも大きな意味のある一発でした。
四回のT‐岡田。
バックスクリーン横に、ようやくの今季第一号、そして今季初打点。
徐々にですが復調気味のT。
この一発をきっかけに大爆発…の予感はありませんが、それでも一本出てTも楽になったはず。
開幕直後の吉田もそうでしたが、長距離砲の覚醒の必要条件はヒットではなく本塁打。
明日の相手先発は右。
Tの打席が楽しみです。
中川圭太
五回は中川圭太。
こすったような当たりが高々と舞い、白球はレフトスタンドに。
プロ初本塁打。
打席数は少ないながら打率は,350超え。
右に左に安打を放つ中川のバッティングを観ている限り、さもありなんと思わせ。
ウエスタンの打点王は、野球偏差値の高さが生むもの。
どんどん起用していってもらいたい選手。
西浦颯大
六回、4イニング連続本塁打の掉尾を飾るは、西浦颯大。
1点差に迫られてのツーランは実にありがたい一発。
オープン戦では菅野から放っていますが、こちらもプロ初本塁打。
最近は打撃低調でスタメン落ちも増えてきた西浦。
落ちる球への対応ができておらず、外角低めに落とされてはほぼほぼ打てず。
西浦も野球偏差値の高い選手。
まだ19歳で体も技術も未完成。
そこが伴ってくれば、尋常ならざる選手になる可能性を秘めています。
4勝0敗
5回3失点で降板の山岡が勝利投手。
押し出しもあり内容的には決してよくはなかったものの、昨季までの無援護を思い起こせば、こういう白星も可。
数字的には山本の後塵を拝していますが、今日の白星で4勝目。
負けは一つもなく貯金4。
エース的役割を果たしてくれています。
大城滉二
最後に、大城滉二。
先制タイムリー含む2安打。
安達や福田のことを思い出させない働きをみせてくれています。
まさか大城の打席を楽しみに待つ日がくるとは。
これで連勝。
明日勝てば、
今季初の3連勝。