~オリックス、4度の満塁機を逸して6カードぶりの負け越し の巻~
齋藤綱記
大城のバスターが併殺に終わった後、吉田正尚がヒットで出てモヤのツーランで幸先よく先制。
ロメロにぶつけて危険球退場となった張の代わりにマウンドに上がって初回の満塁のピンチを凌いだ齋藤綱記が、三回に3失点。
緊急登板、気持ちよく二回で代わるかと思いました。
張の初回降板、左打者を並べた楽天打線。
左の齋藤を引っ張りたくなる気も分かりましたが、勝った楽天の8人登板をみるとそれが最善の策であったかどうか。
決定打を欠いた打線
ただそれよりも、敗因はやはり決定打を欠いた打線。
14安打で3得点、残塁17。
さらに満塁機4度全ていかせず。
一死満塁2回、二死満塁2回。
得点期待値1.00を下回る二死満塁はともかく、得点期待値1.54の一死満塁が2回あればやはり欲しいところ。
これに関してはメンタルの弱さよりも技術不足。
だから敗戦後の中嶋も具体的なことを述べることはできません。
吉田の前の二番
一つ挙げるとすれば、打線の組み方次第では点は入っていたのではということ。
三番・吉田正尚が今季2度目の4安打を放ちながらその前の二番・大城が3打数0安打1四球。
いつも書いていることですが、打率.208・出塁率.276・OPS.498という、攻撃面だけみれば他球団ならば一軍にすらいられない選手を、近代野球で最重要視される二番、また吉田正尚という球界一の好打者の前に置く意図が全く分からない。
つなぎの二番はもはや死語。
ここは多くの失敗を通して中嶋にも理解していってほしいところ。
天井直撃弾
前日のロメロに続いて今日もTが天井直撃弾。
選手がルールを覚えておくべきとの意見もありますが、打った本人が走りながら打球がどこに当たったかなどはっきりとわかるものでもなく。
いちいち試合が止まり、一番盛り上がる場面なのにひどく白けます。
スーパーリング云々は不要では。
宮城大弥
明日の先発は、ルーキーの宮城大弥。
ドラフト後の記事(~オリックス、約半月ぶりの連敗 の巻~)で、「シーズン後半には一軍デビューも可能では」と書いていましたが、想定通りに育ってくれています。
ただ私の予想は中継ぎ。
故障もなく二軍戦で先発として回れるとは思っておらず、嬉しい驚き。
6カードぶりの負け越し決定に3連敗。
状況としてはかなり重いなかでの登板となりましたが、ほぼ最下位確定のチーム。
気楽に投げてくれれば。
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