祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

中嶋聡

~オリックス、「つなぎの二番」と「犠打」で今季10度目の完封負け の巻~




つなぎの二番

相手先発・有原の好投あれど、キーパーソンの吉田正尚が3安打を放ちながらの完封負け
その原因は、吉田の前の大事な二番に打率.200の大城滉二を置いたから。

数字が示す通り、攻撃面だけでみれば一軍レベルに達していない大城。
そんな選手を近代野球で最重要視される二番に置く愚。
大城自身の問題もあるとはいえ、いわゆるつなぎの二番は時代遅れ

二番・大城に代表されるつなぎの二番の非効率性は勝率が証明済み。
なぜ打率.207/出塁率.277の大城を二番に配置するのか私には全く理解できない。



首位打者

ふと個人成績をみれば、怪物柳田が一時期のスランプを脱し吉田正尚を猛追。
夢の四割に手が届きかけ、当確ランプの出ていた初タイトルの首位打者も怪しい状況に。

そんななかでの猛打賞。
これで柳田に一分の差をつけました。
ただ変動するのが打率の厳しいところ。
なんとか初タイトルを。



二番打者にチャンスで代打

その吉田の3安打。

一本目は一死ランナーなし。
二本目は先頭打者。
三本目は二死ランナーなし。

還すバッターが還るバッターになってはどうしようもない(書きながらふと、明訓高校が初めて敗れた山田太郎高2の夏、弁慶高校との一戦を思い出しました)。

最終打席は一番福田が出て打てない大城に代打・杉本。
最強打者論すらある二番打者にチャンスで代打はある意味滑稽。



まさかの犠打

一点を追う六回表。

無死一塁で一番・福田はまさかの犠打
ランナーはチーム一の俊足・佐野、バッター・福田は出塁率.367でなんでもできる選手。
それに犠打を命じる愚。

今季で契約終了と噂されるDeNA監督・ラミレス批判の材料として犠打を命じないことをあげるファンがいるそうですが、犠打の損益分岐点を考えれば投手以外全く不要。

得点期待値をわざわざ下げる作戦をとって最悪の併殺。
前監督に比べればまだましながら、それでもつなぎの二番に犠打とは、野球が古い



オールドスクール

作戦指揮官というよりも、コミュニ―ションを重視しメンター的役割を求められるメジャーの監督。
自らの成功体験に固執し、データを理解しえないオールドスクール型の監督は排除されています。

犠打につなぎの二番と得点期待値を下げる作戦をとっていては、今季10度目の完封負けもある意味妥当。
中嶋がオールドスクール型の監督だとは思いませんが、オールドスクール的采配をみせたとき、勝率は下がっています。

メジャーのように、野球経験の有無は問わず、データ(のみ)を信奉するGMがいれば上意下達でここは明確に改善されるのですが(そもそもそのような考えの人間を監督に据えないでしょうが)、このチームのGMは、オールドスクールの典型のような采配をみせた元監督ですので、その点は期待薄。
中嶋自らが、つなぎの二番に犠打の非効率性を自覚し改めるしかありません。




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-中嶋聡
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