祈優勝! オリックスバファローズ

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中嶋聡

~オリックス、中嶋聡監督誕生 の巻~




オリックス・中嶋聡監督

代行が取れて、オリックス・中嶋聡監督が正式誕生。
もともと監督就任込みでの代行監督ゆえ当然の流れとはいえ。

選手層が薄いチームにありながら、成績が伴わない自らの趣向に狂信的に固執し選手層をさらに薄くしていた西村前監督と異なり、いまあるものを最大限に利用しチームを運営していった中嶋。

現役時代大好きだった福良の監督としての才を私が見切ったのは、監督2年目(代行含めれば3年目)の2017年シーズン。
上を狙えるわけでもなく下に落ちるわけでもない安泰の4位、つまりなにをしてもいい立場にいながら、今後のために若手を起用せず、先の見えた中島や小谷野を起用しつづけた福良。

それに比べれば、中嶋の働きは福良とは雲泥の差といえます。



杉本裕太郎

オリックス低迷の主因である得点力不足の要因である長打力不足を補うために杉本裕太郎を積極起用。
その杉本、長打力は発揮できずも、自己改革の成果としての確実性を武器にレギュラーの地位を獲得。

福良時代からの悪習・犠打も減少(まだ減らしていいくらいですが)。
西村お得意の盗塁数も減少するも、成功率はむしろアップ(盗塁は数でなく成功率で評価するもの)。

一二番の打力軽視という反省点はあれど、福良・西村の采配に比べれば個人的にはストレス大幅減。
納得できる(もしくは違和感を感じない)采配が多かったというのは私だけの意見ではないはず。



若手の積極起用

そして、中嶋最大の功は、若手の積極起用

代行就任後の戦績は29勝35敗
勝率的には福良の42勝46敗の方が上も、若手を大量起用しての数字ゆえ中嶋の方が価値が高い。

富山凌雅、漆原大晟、杉本裕太郎、大下誠一郎を一軍戦力にまで育て上げ、
若月に代わり正捕手として伏見寅威を抜擢(さらにはシーズン終盤には頓宮裕真を)。
期待の宮城大弥、紅林弘太郎、本田仁海にも一軍の舞台を経験させ、宮城はプロ初勝利、紅林は初安打初打点をわ記録。

なかなかできることではありません。



「優勝」

「Aクラスとか思っていたら、そこには届かない。優勝を本気で意識して目指さないと駄目」(時事通信)。

言質を取られることを嫌ったためか、「優勝」ということばを意固地なくらいに発しなかった前監督。
それに比べると、(現実的にはまだ優勝できる戦力でないことは当人もよく分かっていながら)さっそく「優勝」という目標を公言した姿勢は、指揮官本来の姿。

この状態で監督を任せながら単年契約というのは甚だ疑問ですが、さすがに一年で交代というのはないはず。
腰を据えて、指揮を執ってもらいたい。



勝利と育成

代行就任当初、勝利と育成の両立を掲げていた中嶋。
勝利への執着の薄さを感じることもあったようにその起用法を振り返れば育成重視だったのは明らか。
もちろん来季も育成を重視しつつも、指揮官2年目の来季は勝利の比重を上げていかねばならない。

それにしても、西村禅譲、続投の一二年前に比べれば、どれだけ未来が明るいか

中嶋監督の来季、そしてオリックスの来季が、いまから楽しみです。




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