祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

中嶋聡

~オリックス、中嶋の変化で連敗ストップ! の巻~




漆原への執着

2点リードの八回表。
ブルペン陣を見渡せばたぶん漆原。

危惧した通り案の定漆原が出てきて、いつものように四球を与え、1四球1安打一死一二塁となったところでお役御免。

クローザーなどとんでもなく、正直言えば勝ち試合で投げるレベルにも達しておらず。
なぜ中嶋が高評価していたのか、ここでも何度も書いていたように開幕前から疑問に思っていましたが、ようやく執着を捨ててくれました。

現実を素直に直視してくれていればロッテ戦での悔しい引き分けもなかった。



頓宮→若月

尻拭いはベテランの能見篤史
代打栗山をショートゴロに打ち取り、ここで勝負あり。
この能見の好リリーフが、さらにいえば漆原をさっと見切った中嶋の好判断が、その裏の猛攻を呼び込みました。

もう一つ言えば、この回のマスクをかぶったのは若月健矢
七回裏の攻撃で頓宮に回り普通にいけばもう打席が回ることはなし。
そんな状況でもいままで頓宮に最後までマスクをかぶらせていたのが中嶋。

リード、捕球は間違いなく若月の方が上。
中嶋、ここも改めてくれました。



太田→大城

おまけでもう一つ言えば、この回の最終打者となった太田もこの回で大城にチェンジ
こちらも同じく最後までフィールドに立たせていましたが、時折チョンボはするもののそれでも太田よりも守備のいい大城を起用し万全の策をとりました。

若手起用は当然に行うべきことで、それに伴うミスも当然織り込み済み。
中嶋は覚悟をもって行ってくれています。
しかし。



欲張りな執着

途中交代することなく、勝利の瞬間の最後まで若手選手がグラウンドに立っていることは育成において最も大きな意味があること。
しかしながら、そこに執着する必要はなく、途中交代でも勝ち試合を経験し、勝利に貢献したという意識を持ってもらうことも大事なこと。
頓宮や太田、紅林、佐野などはまだ経験不足。
中嶋の起用法をみると未熟な選手たちに一足飛びに結果を求め過ぎていたのではと思います。

若手起用というよりも、その欲張りな執着が最近の敗因。

この試合の勝利は、中嶋自身の変化が生んだものと言っても過言ではありません。



「全員野球」

変化といえば、二番・吉田正尚がこの試合でも大当たり。
モヤ復帰に伴い吉田の後ろが厚くなりさらに二番吉田が活きてきます。

復帰したばかりのモヤが先制打。
前カードでミスを犯した太田が逆転打。
好調杉本が勝ち越し打、大学の後輩吉田は特大弾。
最後頓宮がセンター前にもっていって先発全員安打。

田嶋の後を受けたリリーフ陣の奮闘、守備固めで入った若月、大城。

これこそが中嶋が標榜した「全員野球」




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-中嶋聡
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