祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

中嶋聡

~パリーグ優勝のオリックス、中嶋聡という男② の巻~




34歳

前回(~パリーグ優勝のオリックス、中嶋聡という男① の巻~)からの続き。

高卒3年目でゴールデングラブ賞を受賞。
1995年にはベストナインにも選ばれた中嶋ですが、仰木の信任を得ることができずFAで西武に移籍。
一時期松坂の専任捕手となるもライバル伊東勤を抜けず、結果5年で横浜にトレード。

横浜では自己最少の19試合出場に終わり、ほぼ戦力外という形で在籍1年で日本ハムに金銭トレード。

西武・横浜でオリックス時代の輝きを残せず、この時点ですでに34歳



再び名を聞く

三拍子揃った捕手と称された中嶋ですが、足は衰え打も振るわず。
それでも日本ハム2年目に捕手チーム最多出場、3年目にはクローザー・マイケル中村との好相性もあり「抑え捕手」の地位を得ました。
この年、日本ハムが日本一となったこともあり、この頃から中嶋の名を再び聞くようになりました。

2007年、日本ハム4年目38歳でバッテリーコーチ兼務
そこから、ヒルマン→梨田→栗山という三監督の下で一軍バッテリーコーチを任された中嶋。
44歳で現役を退いたときには、リードもの足りずのオリックス時代の中嶋の印象は消え、捕手として一家言ある人物へと変貌を遂げていました。



日本ハムGM補佐

それでも、石嶺和彦や福良淳一、藤井康雄といった、阪急時代にラインナップに名を並べた名選手たちが時を経て戻ってきたオリックスにおいて、成長した中嶋のオリックス復帰をなかなか想像できなかったのは、阪急・オリックスよりも日本ハムの方が在籍年数が長くなり、また中嶋の存在価値を日本ハムの方が高く評価していると考えていたから。

2016年、引退即日本ハムGM補佐となり、サンディエゴに派遣されマイナーリーグの巡回コーチに(この年にMLBの若きスター、フェルナンド・タティス・ジュニアがパドレスに入団)。
2018年には日本ハム一軍バッテリー兼作戦コーチとして、栗山を補佐。

最後の阪急戦士は、そのまま日本ハムに骨を埋めると思いましたが。



オリックスに電撃復帰

そのオフ、お世話になった日本ハムを退団し、古巣オリックスに二軍監督として電撃復帰
これには心底驚きました。

当時の編成トップは長村裕之も、やはり日本ハムでも同じ飯を食った先輩・福良淳一の存在も大きかったはず。

引退式には、尊敬する山田久志が来場。
また、バッテリーを組んだマイケルもオーストラリアからわざわざ駆け付け。
またオリックス入団に関しては、阪急最後の戦士の退団発表のリリースを阪急が消滅した10月19日に行うという日本ハムの厚情もあり。



1995年のオリックスでのリーグ制覇

若い頃はちゃらんぽらんにもみえ、大成せずとの印象も抱いた中嶋でしたが、いつの間にか一流の野球人となり、皆が慕う、愛する人物に成長。

そんな中嶋の引退時、長かった野球人生において最も印象深かったこととは?の質問に対し、中嶋が答えたのは、1995年のオリックスでのリーグ制覇
中嶋の心から古巣オリックスは消えず。
思い出の古巣にようやくの復帰。

阪急色の一掃がオリックス低迷の主因と考えていた私にとって、最後の阪急戦士の復帰を喜ばないはずがなく。
中嶋色とはどのようなものか楽しみにしていると、春のキャンプでいきなり驚かされました。

次回、中嶋聡という男③に続く。




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