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西勇輝

~オリックス、西勇輝、阪神へ の巻~




西勇輝、阪神入り

 プロ野球オリックスから国内フリーエージェント(FA)宣言した西勇輝投手(28)が7日、阪神入りを表明した。大阪市内のホテルで阪神と3度目の交渉に臨み、交渉後の会見で「タイガースにお世話になることを決めました」と語った。
今季17年ぶりの最下位に沈んだ阪神は先発投手陣の強化に向けて、FA補強を西に一本化し、11月に2度交渉。ソフトバンクも大型契約を提示して獲得に乗り出し、オリックスも残留を要請する中で、この日は矢野燿大監督も交渉に同席し、獲得に向けて誠意を示していた。
FA権を行使した選手の中で最後に移籍先を決めた西は「決断まで長かったけど、ホッとしています」と話した。
西は三重・菰野(こもの)高から2009年ドラフト3位でオリックスに入団。12年10月8日のソフトバンク戦で無安打無得点試合を達成するなど先発の柱として活躍し、通算成績は209試合出場で、74勝65敗1セーブ、防御率3・30。(産経新聞)

西がFA権を獲得した時点で、こうなることはある程度予想されたこと。
ここまで長引いた理由は、西が大事にしてきたファンミーティングが終わるまではとの西なりの心遣い。

ファンを大事にする西。
移籍先のファンはオリックスほど優しくもありませんが、それでも明るい人柄と笑顔で多くのファンを魅了していくことでしょう。



笑顔

高卒一年目から、同期のドラ1・甲斐拓哉を尻目に一軍のマウンドに上がり、
弱いチームを支えてくれました。

私が初めて西を観たのは、ソフトバンクの二軍本拠地であった雁ノ巣球場。
往々にして高卒選手が伸び悩むオリックスにおいて、
一年目春からファームのマウンドに上がり続けていた西を観るため駆け付けました。

そのときの西の印象は、
とにかく笑顔
ピッチングが楽しくてたまらない、一人だけ別次元の空気が漂っていました。



エース襲名

順調に伸びていくかと思われた矢先に顔面麻痺で離脱。
それを克服してからもその笑顔は変わらず。
そして、
小久保の引退式での無慈悲なノーヒットノーランは、オリックスファンとして最高の一ページ。

2014年の2位の原動力は、西と金子。
独り言ちながらキレのある球を放り、開幕7連勝

そこから停滞した感はあるものの、
今年オープン戦から4月までのピッチングは西の実力がいかんなく発揮され、
次男坊がいよいよエース襲名と喜んだところでの、この別れ。

西の純粋無垢な笑顔を知るだけに、それを思い出すと余計に寂しさが募ります。



ミス

阪神を選んだ理由として「環境を変えたくなかった」と語っていた西。
それならばいまのままでも…と思わず口辺から漏れましたが、
やはり刺激が欲しかったのでしょう。

しかし、中島と金子の交渉とは違い、
西との(昨年からの)交渉は間違いなくフロントのミス

昨年の交渉で、訳の分からない理由を弄し複数年提示を行いませんでしたが、そこで西に対して確たる複数年の提示を行っていればどうなっていたか…(それでも出ていった可能性はもちろん否めませんが)。
昨年の時点で、全力で西残留に取り組んでいたとは到底思えません

この点は悔やむばかりです。



-西勇輝
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