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西勇輝

~オリックス、プロテクトの駆け引き の巻~




「(大物が)外れていたら、いくよ」

 オリックスは8日、国内FA権を行使し、阪神に移籍した西勇輝投手(28)のFA補償制度の検討を始めた。人的補償の場合、チームの補強ポイントは先発投手と三塁手。阪神には将来有望な若手も多いが、球団関係者からは「(大物が)外れていたら、いくよ」と虎をおびやかす発言が飛び出した。

「うちには金子、中島、西が抜けて(残留に用意していた資金が)12億円ぐらいあるわけだから、福留や鳥谷、糸井、能見、藤川でも獲れる。そこが外れていたら、いくよ」

チームの補強ポイントは先発投手と三塁手。だが、オリックスは今季、小谷野が現役を引退し、中島は自由契約で巨人へ。金子も日本ハムに移籍するなど、主力級が相次いでチームを去った。それだけに同関係者は「ベテランがいなくなったということもある。経験者を加えるという考え方もある」と説明した。

あくまで人的補償を選択した場合の話。長村球団本部長は「阪神さんからリストをいただいてからのことになる。準備があることなのでじっくりと検討していく」と話しており、今後は西村監督と意見交換し、方向性を決めていくことになる。(サンケイスポーツ)

阪神移籍が決まった西の今季年俸は1億2000万円でランクはB。

ランクBの場合、人的補償なしの場合は旧年俸の0.6倍で7200万円の金銭補償
人的補償ありの場合は旧年俸の0.4倍で4800万円
その差額は2400万円

つまり契約金2400万円で獲得する価値のある選手がいれば獲るべし、ということ。



64

戦力外通告後の退団が4人。
中島に金子、西、ローチ。

現在支配下選手数は64
ローチの代わりの外国人投手に1、シーズン開幕後の助っ人予備枠に1、育成からの昇格枠に1を確保しておくとしても、3つの枠が余っており、人的補償を行うだけの余裕はあり。

なお、
この空きをみると、減俸制限超えの提示を行った金子と中島は残留と考えていたように思われます。



中日・岩瀬

昨年の日本ハム・大野のFAに関わる人的補償問題。
報道では中日のベテラン・岩瀬がプロテクトリストから漏れ、日本ハムが岩瀬を指名するもそれを拒否する権利のない岩瀬が峻拒したといわれています。
中日からのプロテクトリストを貰ったときの日本ハムの反応を思い起こせば、この報道は決して誤報とは思えず(増井移籍に伴うオリックスからのプロテクトリストに対する反応とは大違い)。

FA人的補償の根底を覆すこの中日の判断ミスと岩瀬の我儘
この一連の中日と岩瀬の対応は、今度の阪神のプロテクト作成にも大きく影響すると思われます。



ブラフ

「(大物が)外れていたら、いくよ」

2014年オフの大補強の失敗の結果、育成に舵を切ったオリックス
ベテランの中島、金子の移籍はまさに渡りに船
これを活かさない手はなく、ここで大物と呼ばれるベテランを獲る価値・必要性は全くもってなく。

それに上述の件があったことから、阪神に関わらずどの球団でも高年俸の功労者をプロテクトからはことは今後ないはず。

加えて、本当にベテランを欲しているのであれば、そのようなことを公言する必要はなし。

当然のブラフだと思っています。

私的にはぜひ欲しい選手がプロテクト線上にいるのですが、
それはまた今後執筆予定の阪神プロテクト予想の記事で。



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