祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

西勇輝

~オリックス、批判する某投手は西だった の巻~




批判する某投手

2017年オフ、オリックス担当を外れた日刊スポーツの大池和幸記者が最後に残した記事。

 3年間担当させてもらったオリックスから、年明けに他球団担当に移る。3年すべてBクラス。外部の人間ながら、敗戦に悔しさを覚え続けてきた。なぜ20年以上も優勝から遠ざかるのか。当欄で書ききれないほど、いろいろと感じた。
まず、直言で申し訳ないが、プロ意識が低い選手が中にはいる。

逆転負けを首脳陣の継投ミスだと公然と批判する某投手。出番が少なくなると「信頼されてない。早くシーズンが終わって欲しい」と責任転嫁する某野手。周囲に好影響を与えるはずがない。そんな場面を目にするたび、寂しい気持ちになったものだ。

それでも、近年ドラフトで実力者が加入。チームに刺激を与え、いい風が吹いてきた。長年低迷する理由を全員がとことん考え、一枚岩となれば、トンネルは必ず抜け出せる。もっと魅力ある球団になってもらいたいと、切に願う。

大池記者のこの置き土産に対して~オリックス、批判する某投手と責任転嫁する某野手 の巻~という記事を書いたのですが、
公然と首脳陣批判をする投手が誰なのか、責任転嫁する野手が誰かと犯人捜しはせずに、その行為をただ「みっともない」と断罪しました。



某投手は西勇輝

その大池記者が、阪神移籍の決まった西勇輝について書いた記事。

歯に衣(きぬ)着せぬ物言いが印象的だった。17年4月、シーズン初登板に8回途中2失点で降板。好投もリリーフ陣が打たれてチーム開幕3連敗を喫した試合後、大勢の担当記者に囲まれながらベンチの継投ミスを次々と指摘した。それは10分近く続いただろうか。そのまま書けば「首脳陣批判」ともできる。コメントに耳を傾けながら、どう扱えばいいか眉をひそめていた。すると最後に「これは書かないで」と言い残して球場を去っていた。

異例の直言は、裏を返せばそれだけ勝負への思いが人一倍ということなのだろう。責任感は強いと言えそうだ。先発マウンドにいったん上がれば降りることを極端に嫌う。ここ6シーズンのうち規定投球回は5度到達。結果的にブルペン陣の負担を減らしてきた。

(中略)

周囲に聞くところによると、はっきりした物言いで他者と距離が生まれるケースもあったようだ。それでも面倒見のいい一面があり、「後輩へのプレゼントが好き」と年下の選手に成績のハードルを設けながらバッグや時計を贈っていた。オリックス時代と比べ、一挙手一投足が注目されるチームに入った。その中で力を発揮できるか注目していきたい。【15~17年オリックス担当 大池和幸】

公然と首脳陣批判をした投手は、西でした。



2017年開幕第3戦

西が「17年4月、シーズン初登板に8回途中2失点で降板」した試合は、開幕3戦目の楽天戦。

久しぶりの本拠地開幕ながらここまで2連敗。
2戦目はコークで大敗も、開幕戦の延長での敗戦も継投ミス。
そして西が投げた3戦目も明らかな継投ミス

七回零封も八回に2ランホームランを浴びた西。
それでもリードはまだ2点あり、西の球数は96球
しかしここで首脳陣は、ルーキーながらセットアッパーを任されていた黒木優太にスイッチ

そしてその黒木がさらに失点し、
九回に平野がなぜかペゲーロと勝負し本塁打を浴びて、
7回で4点リードを、残り2イニングで5点取られての大逆転負け

連敗ストップのため力投を続けていた西の白星も消え



継投ミス

この日までに西が積み上げてきた白星は59。
それだけの実績を誇る西と新人の黒木を天秤にかけた上で黒木を選び
さらに平野にペゲーロとの勝負を命じた結果、
チームのシーズン初勝利も、西の勝利もそこに賭けてきた覚悟すらも吹き飛ばしました。

明らかな継投ミス

西の気持ちも痛いほどに分かります。
分かりますが…。



愚痴、プロ意識の低さ

同じ事象に対する記事ながら大池記者の主張が異なりますが、
それは司馬遼太郎が河井継之助を描いた「英雄児」と「峠」の違いと同じで、もっていくべき結論が異なるため、それ自体はなんら問題なし。

「次々と指摘」されるくらいのミスを重ねた首脳陣にはなにも言わず
記者を前に10分間も首脳陣批判を行い、最後に「これは書かないで」とつぶやき去っていった西。

私にはただの「愚痴」としか思えません。

~オリックス、批判する某投手と責任転嫁する某野手 の巻~のなかでも書いていますが、
隠れてこそこそ言うのではなく、首脳陣に直接、もしくは記者に「これは書かないで」など言わず堂々と記事にしてもらう。
そうであれば、この愚痴は進言にも提言にもなりえました。

西のこの行為、
私には残念ながら、「責任感の強さ」よりも「プロ意識の低さ」を表す傍証としか捉えることができません。



-西勇輝
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