~オリックス、5連勝で単独2位!の巻~
5連勝、貯金2、日ハム3タテ、2位浮上
4連勝、
京セラ初勝利、
貯金1と、
見えない壁をあっさりと乗り越えた昨日のオリックス。
今日は、
5連勝、
貯金2、
日ハム3タテを賭けての戦い。
この強さ、ほんとに信じていいものか、
自問しながらの観戦でしたが、
2-0で勝利。
5連勝、
貯金2、
日ハム3タテ、
そして、
単独2位浮上です。
自問の答えも出ました。
オリックスのこの強さ、
信じていいんです。
30歳のラッキーボーイ
今日の打線は圧勝した昨日とまったく一緒。
打線の組み換えが功を奏して勝った翌日は、
策を弄してまたいじりたくなってしまうものですが、
福良、泰然自若。
そして昨日に続いて今日も、一番宮崎が的中。
幸運な内野安打、
先制打、
追加点を呼んだセンター前ヒットは猛打賞となる一打。
すばらしい活躍です。
進退をかけて臨んだ今シーズンも、
春季キャンプは二軍スタート。
数百メートルの距離にある一軍に移ることもなく二軍のままキャンプも終了。
心折れてもおかしくない状況のなか、
春季教育リーグで結果を残し、開幕一軍をゲットした宮崎祐樹。
開幕3連敗と沈む空気を振り払わんと、
いつも大きな声でチームを盛り上げ、
いまは、バットで盛り上げる。
初回の守備も、捕球時に一歩下がって送球できる態勢をしっかりとつくっていました。
ラッキーボーイと呼ぶには、年もとりましたが、
その言動はまだまだ若い。
30歳のラッキーボーイ誕生。
土日の2連勝は、
まさしく宮崎のおかげです。
魂
投げてはもちろん、西勇輝。
6回を終え、103球。
ここはまだまだ続投と、迎えた7回のマウンドには、もちろん西の姿が。
しかし、連打で一死一二塁のピンチを招いた西。
交代かとも思いましたが、続投。
二者連続三振でピンチをしのぐ。
7回を終え、122球。
黒木の可能性もありましたが、8回のマウンドにも、西の姿が。
一番からの好打順を三者凡退に仕留める。
8回を終え、132球。
さすがにここはクローザー平野の出番かと思いきや、9回のマウンドにも、西の姿が。
二死からヒットを許し、本塁打が出れば同点というピンチでも、西続投。
そして、
完封勝利。
154球の熱投でした。
若月は西に「いきましょう」と言い、
福良に尋ねられた西は「どうしてもいきたい」と言う。
若月と西の熱き魂を感じました。
ドラマ
時代外れの154球の熱投劇の裏には、
開幕3戦目の屈辱と失敗がありました。
2点リードの八回、
球数わずか94球での降板となった西は、逆転負けを喫した試合後にこう語りました。
「投げたかったし、僕ら(先発)ももっと信用される投手にならないといけない」(SANSPO.COM)と。
実際あのまま続投していても逆転されていたかもしれません。
ただ、
西が信用されていないなと感じるのも仕方ない交代ではありました。
その屈辱を西は右腕で晴らし、
西にそう感じさせてしまった福良は、西への信頼を続投という形で示す。
それが154球に達しようとも。
154球、全てが一つのドラマでした。
撤回
先週のいまごろ、
残り140試合をなにを楽しみにみていけばいいのか、
もっと大きく言えば、
2017年残りの9カ月をどのように過ごせばいいのか、
フラフラになりながら路頭に迷っていました。
それから一週間後、
これだけ幸せな気持ちでいられる。
それもこれも、
オリックスが勝ったから、
オリックスが勝ち続けたから。
一週間前の記事で、
私はこう述べました。
「終戦です」と。
前言を、いまここに撤回します。
高らかに、
朗らかに、撤回します。