~オリックス・西、初の開幕投手へ の巻~
開幕投手
昨日に続いての雨天中止も危惧された、今日の神戸での試合。
投手の調整を考えると二日続けての休みは避けたかったところ、
曇天の中なんとか開催されました。
3週間後のこの日が開幕戦。
ならばこの日に登板するピッチャーこそが開幕投手の最有力候補。
そして、
そのマウンドに立ったのは、西勇輝。
巨人打線を、5回被安打3無失点に抑えました。
きっちりと右打者のインコース、左打者のアウトコースを攻めきり、
打たれた安打は西の持ち味でもある(ナチュラル)シュートが甘く入ったもの。
与四球0が示すように、
安定したピッチングは、まさに開幕投手のそれ。
今日の西のピッチングをみる限り、
開幕投手争いには終止符が打たれたようです。
吉田正尚&宗佑磨
初回に吉田正尚が、オープン戦第一号。
前でさばいた打球を腰回転でうまくすくい上げ、高々と舞った打球はライトスタンドへ。
技術で運んだ一発はお見事の一言。
また、
腰の負担を考え、フォロースルーでは昨年同様に左手を離しています。
三回には宗が、オープン戦12球団トップとなる3本目のアーチ。
右足を早めに上げタイミングを図り、チームでもトップクラスのスイングスピードでボールを叩く。
(今日の)吉田の本塁打が柔ならば、宗は剛。
二番・宗、三番・吉田正尚。
チーム期待の星が、きっちりとバットで答えを出しました。
取って代わる
宗を押しのけ、一番・センターに入ったのは後藤駿太。
初のオープン戦出場とはいえ、4打数0安打。
3月7日の舞洲では猛打賞。
勢いに乗って一軍合流も、結果を残せず。
万年レギュラー候補の後藤を、なんとかして正中堅手に育てようと陰日向に支えてきたこのチーム。
しかし、換言すれば、
その優しさ・配慮は、後藤に取って代わる選手がいなかったことの証しでもあります(もちろん駿太がチームトップクラスの練習の虫であることも後藤起用の要因の一つです)。
足踏み続く後藤を、武田が押しのけるかと思いきや、
一気に捲ってきたのが宗佑磨。
両者の打撃を比較すれば、宗はすでに後藤をも捲ったようです。
後藤を追い抜く選手の登場こそが、選手層の厚さに繋がると思っていましたが、
ようやくその時が訪れました。
一番・宗。
一番・後藤。
迫力と期待値が全然違います(二番に吉田正尚が入れば文句なしです)。
同タイプ
試合の方は、八回・九回に小林と近藤が打たれ、2-5で惜敗。
選手層が厚くなったと書きましたが、
オープン戦のこの時期、主力が試合中盤から交代すると打線の迫力は一気に弱まり、
反撃の期待を抱くことすら容易ではなくなります。
シーズンに入ればレギュラークラスは出続けるとはいえ、
怪我人が出るとやはり厳しくなりそう。
山足、福田、小島、西野、鈴木昂平、大城。
どれも同タイプ。
内野手に長距離砲が一人欲しいところ。
伏見寅威
内野手登録ではないにせよ、その期待を担うのが伏見寅威。
今日も代打で登場。
マシソンの高めの直球に振り負けてはいませんでした。
ただ、その後、
久しぶりに入った捕手では、小林、近藤をリードしきれず計4失点(もちろん伏見に原因の全てがあるわけではありません)。
昨日の記事で、伏見に捕手としての機会を与えるべきと書いたばかりですが、
今日の結果は置いといて、
首脳陣が伏見をなんとか捕手としても起用していこうという表れに感じました。
これを糧にして頑張っていってもらえれば。
第三捕手が一三塁を守れ、さらに打てれば、
チームにとっても有益です。
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