~オリックス・西、待望の初勝利! の巻~
西、おめでとう
ようやく、オリックスの新エース・西勇輝に白星が付きました。
内外角への投げ分け、
高低の投げ分けは、今季3試合同様にすばらしく、
とくに左打者外角へのツーシーム、バックドアはまさに針の穴を通すレベル。
ヒーローインタビューでは思わず言葉に詰まる場面もみられましたが、
それだけ今季に賭けていたということ。
オープン戦から、
いや、骨折で戦線離脱した昨年から抱いていたその熱き覚悟は決してぶれることなく、
ファンにも十二分に伝わっていました。
だからこそ、心からこう言いたい。
「西、おめでとう」
西×若月
過去3試合悩まされ続けた球数の多さ。
今日は8回を投げ、107球。
無駄なボール球を要求せず早いカウントから勝負する。
伊藤に代わってバッテリーを組んだ若月のリードの賜物でしょう。
常に笑顔で仲間を和ませる西。
その微笑や独り言がいろいろ言われたこともありましたが、
ルールに背いていない以上、相手を侮辱していない以上、気にすることではなく。
西には、ポーカーフェイスよりも、
笑顔の方が数倍似合います。
その笑顔、
みているだけで、元気をもらえます。
二番・吉田正尚をやめる
昨年のこともあり、
昨日の敗戦でもしかしたらと思っていたら、案の定。
機能していた二番・吉田正尚をやめ、
二番に安達を配しました。
昨年の一番・T、二番・吉田正尚も福良自身の発想ではなかったようで、
奏功しても、敗れれば(待ちに待ったとばかりに)即座に撤回。
その傾向は、
今年も同様のようです(中継では、安達が美馬に対して好相性と言っていましたが)。
ただ、悲しいかな、
打率,163、出塁率,194、盗塁0(盗塁死2(今日一つ加わって3))の二番・大城に慣れていたせいか、
安達ならば大城よりはましと思ってしまう皮肉。
その安達が2安打1盗塁。
ただし、
それでももちろん、二番・吉田正尚の方がベター、あるいはベストです。
守備固め
先制点、追加点あり、3点あれば西なら十分という感じで観ていたものの、
それでも八回、
吉田、中島にどんどん代走(からの守備固め)を出すのはリードまだ3点と考えると賛同しかねます(特に吉田)。
実際増井が一発食らえば同点になっていたのは事実で、
守備固めが救う失点と、
守備固めを入れられた選手がもし残っていて打席に立ったと仮定したときに稼ぐ得点を考えると、
後者の方が多いように思えて仕方ありません。
吉田に関しては守備面に加え、体調面を考慮してという側面があるのかもしれませんが、
福良の特徴でもあるこの早い守備固め(現役時代福良と同ポジションだった大石も同様でした)、
今季も大事なところで影響が出そうで、不安が募ります。
サードコーチャー風岡
二回に若月がセンターオーバーのタイムリーを放った際、足を痛めて途中交代。
野手陣では攻守ともに最も大きな働きをしていた選手だけに、離脱となれば穴埋めはできません。
そして五回。
伏見の好走塁でなんとか一点を奪ったものの、
ゴー・ストップの判断が遅かったサードコーチャー風岡。
西武戦でのレフトカバーの確認不足による走塁死に加え、
一昨日は真相不明も、九回に若月に犠打のサインを誤って出したという疑惑。
そして今日。
風岡の周囲で、大きなミスが立て続けに発生しています。
「非常に大きな1勝」
今季初勝利の西曰く「非常に大きな1勝」。
新エースにとっても、チームにとっても、
西の言う通り、
連敗を止め、連敗を防いだ、非常に大きな1勝となりました。
明日の先発は、前回の登板で今季初勝利を挙げた山岡泰輔。
ここで勝って、2カード連続の勝ち越しといきましょう。
明日の打順が気になりますが、
とにかく、
西に白星がついて、
本当に、良かった。
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