~オリックス・西、ポスティング移籍? の巻~
アルバース
本日の楽天戦は台風接近により午前八時半に中止決定。
振替は木曜日にそのまま神戸で。
大阪近郊の方はご無理なされないでください。
今朝は二つのニュースが。
まずは一つ目。
首と背中痛の金子、腰痛のアルバース、左肘痛の田嶋に、1軍復帰のめどが立っていないことが分かった。
3人ともブルペンで立ち投げは再開しているものの、試合で投げられるまでにはさらに1か月近くかかる見込み。逆転Aクラス入りに向けて、先発は東明、松葉、ローチ、山岡、西の5投手で戦うことになる。「けが人は計算に入れず、今のメンバーでやっていく」と平井投手コーチも先発の柱だった3人の不在を覚悟していた。(スポーツ報知)
金子に関しては、故障個所的にそこまで心配はしていないものの、
アルバースの腰痛に関しては昨年一昨年の吉田正尚の例もあり、やはり心配。
今季のBクラスもほぼ確定しており、無理は不要。
今季終了までに一度登板してくれれば。
田嶋大樹
一番心配なのが田嶋。
独走していた新人王レースからも脱落。
キャンプ時から投げ込み過多で、首脳陣からもブルペン入りを禁止された田嶋。
肩ではなく肘という点がまだ救いも、
リハビリを焦ればカブス・ダルビッシュのようなことも。
あの強烈な腕の振りは、吉田のフルスイング同様、諸刃の剣。
こちらも無理せず、今季終了までに一度でも登板してくれれば。
ただ、東明、松葉にとっては大チャンス。
出来ればここに高卒の若いピッチャーが加わってくれればよいのですが。
西勇輝
オリックス・西勇輝投手(27)にメジャー数球団が視察に訪れていることが3日、明らかになった。
カブス、ドジャース、エンゼルス、ダイヤモンドバックス、フィリーズ…。西の先発日にはスタンドにメジャーのスカウトが見られるようになった。
5月に国内FA権を取得したばかりの右腕になぜ注目が集まるのか?実は西が昨年オフに球団に対してポスティング制度を利用したメジャー移籍を訴えたが受け入れられなかった経緯がある。海外FA権の取得までには1年あるが、その前に球団がポスティングを認める可能性があるとみて“西詣で”に出向いていたというわけだ。
どの球団も視察目的についてコメントは避ける。あるスカウトは一般論と前置きして「西はメジャーの投手にはないコントロールがある。先発は難しいかもしれないが、セットアッパーなら通用するんじゃないか」と話した。
プロ10年目。過去に4度の2桁勝利を挙げ、今季は初の開幕投手も務めた先発の柱。球団としてはポスティングを簡単に認められる状況ではない。一方でメジャーの注目も日増しに高まるばかり。FA権行使の有無によっては国内他球団も黙ってはいない。いずれにせよ今オフの西の去就から目が離せそうにない。(デイリースポーツ)
このニュースを聞いたときの感想は、やはりか。
昨年の契約更改では複数年契約を固辞。
その後に行われた恒例のファンミーティングの場では自身の大きな夢の存在を語っており、
一流選手の「夢」となると、メジャーしか考えにくく。
平野の成功の要因は決め球のフォークボールの存在。
西の場合はそれがなく、内外に投げ分ける投球術が通用するかは正直疑問。
実際、西より精緻なコントロールをもつロッテ涌井はメジャー移籍を希望するも叶わず。
夢
ただそんなことはどうでもよく、
オリックスで長年にわたって先発投手陣の一角としてチームを支えてくれた男の夢であれば、もちろん応援するのみ。
性格的にもようやく一皮剥けた感のある西。
年齢も若くまだまだ伸びてくれる選手なだけにもう少しいてほしいというのが本心も、
翌年海外FAの権利を得てメジャーに移籍されるくらいなら、いくらかでも金銭の入るポスティングを球団は選ぶでしょう。
残るにせよ海を渡るにせよ(もしくは他球団に移籍したとしても)、それは8年にわたってチームに貢献してくれた選手が手にした権利や希望であり、
どんな結論を出すにしても、悔いなく動いてほしい。
そう思います。