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西勇輝

~オリックス・西勇輝、FA宣言 の巻~




FA行使

昨日の続きで、2018秋季キャンプメンバーについて書く予定でしたが、このニュースが入ったので変更。

 オリックスの西勇輝投手(27)が7日、今年取得した国内フリーエージェント権を行使し、球団に申請書類を提出した。京セラドームで取材に応じ「このチャンスを使って、他球団の話を聞きたいと思った。(判断基準は)自分をどれだけ必要としているか。熱意ですね」と話した。

6日夜に意思を伝えられたという長村裕之球団本部長は「選手の立場として、気持ちは理解できる。その上でオリックスに帰ってきてもらえたら」と述べ、今後も慰留を続け、他球団に条件を聞いた上でオリックスに残る「宣言残留」も認める方針。ソフトバンクなど複数球団が興味を示している。

西は2009年に三重・菰野高からドラフト3位で入団。12年にはソフトバンク戦で無安打無得点試合を達成。14年から3年連続で2桁勝利を挙げ、今季は初の開幕投手を務めた。今季は25試合に登板し10勝13敗、防御率3.60。(毎日新聞)

ポスティングでなかったのは意外でしたが、
移籍自体は予想通りだったので特に驚きはなく。

FAは選手の権利。
行使は選手の自由。



争奪戦

移籍先として挙がっているのが、
お隣阪神に、準地元中日。
そしてソフトバンク。
DeNAも可能性があるとのことで、西勇輝争奪戦開始。

宣言残留を認めているオリックスも手放したくはなく、4年8億を提示。

ただ、噂では阪神が4年20億を準備しているとの報もあり、
それは大袈裟としても、
他球団のFA選手に対する期待や誠意は年俸に契約年数で、オリックスを上回る提示のはず。

自らを育ててくれたチームへの愛着、もしくは西が言う「熱意」が他球団のそれを上回ってくれればよいものの…。



オリックスの「熱意」

しかし、正直なところ、
オリックスの西残留への「熱意」が伝わってこず

オリックスが提示した年俸や契約年数は全くもっての適正価格だと思われますが、
どうしてもという「熱意」や「必要性」を感じさせるものではなく。

条件提示は置いといても、
ここに至るまでの残留交渉は条件提示した10月14日一度だけ(スポーツ報知)とのこと。

他球団が交渉できない期間に、残留交渉一度では到底、熱意は伝わらず。



「Tさんとの違いがあったのかな…」

また、昨年の契約更改でもチームは西に複数年契約を提示せず

複数年ではなく単年契約を提示したのは、交渉役の森川球団本部長補佐曰く「(不振だった)今年の成績をベースに複数年を提案すると、彼にとっていい条件にはならない」からと、球団の西への配慮を主張。

もちろんそれはそうでしょうが、
FA権利不行使の代償としてのFA取得前の複数年契約に対して、その年の成績をベースにしなければならない必然性は全くなく。

その契約更改後の会見で西は、「(FA取得前年に複数年契約を提示された)Tさんとの違いがあったのかな…」と寂しくつぶやき。



流出

28歳の若さで通算74勝、二桁勝利は5度を数えるも、
年俸が1億2000万円と決して高くはないのは、大勝ちがないから。
それが西がオリックスのエースになれなかった最大の理由。

投げれば勝った2014年も、終わってみれば12勝10敗。
負けの数は65を数え、通算の貯金数は9。

上述したように、オリックスの提示額は至極まっとうなもの(ただそこに、チームの期待値が含まれているようには感じられませんが)。

いずれにせよ、
これまでチームを支えてきてくれた西勇輝の流出は避けられないものになりました。



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