祈優勝! オリックスバファローズ

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西村徳文

~オリックス、西村の犠打癖が足を引っ張るもなんとかサヨナラ勝ち! の巻~




安達、ディクソン、エップラー

佐野がほぼ避けずに死球を貰い、延長十回一死満塁。
大城の詰まった打球がショート前に転がり、好スタートをきった三塁走者・安達がホームに還りサヨナラ勝ち

ロッテ側のリクエストで待たされましたが、タイミング的には確かに微妙。
どちらともとれる判定で、主審が最初にアウトと判定していたならば覆っていなかったのでは。

このサヨナラを間接的に呼んだのは、九回のディクソンに十回のエップラー
安定感抜群の新クローザーに「勝ち運」を備えた新外国人。
これでエップラーは4勝目



疑問

連敗を止めるサヨナラ勝ちにほっと一息も、西村の采配には疑問ばかり。
勝利監督インタビューで「もう少し早く決めていれば」と語っていましたが、自身の状況を鑑みないバント偏重がここまで試合を長引かせた原因。

九回、無死一二塁でバッター・中川圭太
皆が知る、ルーキーながら交流戦首位打者の快挙。
規定打席未達も打率,322はもちろんチームトップで、西武・秋山に並ぶ数字。
そして得点圏打率は驚異の,429(吉田正尚が,226)。

NHK解説の小久保曰く「私なら打たせますね」。

積極的を標榜する西村の選択は、もちろん犠打



チーム最高クラスの打者でアウトを献上し、貧打オリックスの象徴ともいえる選手で勝負をかける

同点の九回裏、一点が入れば試合が終わる無死二塁(一二塁込み)での犠打は、セイバー上唯一犠打が高評価される場面。
それは重々承知も、
犠打を命じる打者と次打者・次々打者を考慮に入れての話

チャンスで(チャンスでなくても)チームで最も信頼できる打者に犠打を出す意味が分からず、
さらに次打者は鈴木昂平
打率三割を超えていますが、これが一時的なことは誰しもが知り、打席でのプレッシャーに弱く得点圏打率は,000。

チーム最高クラスの打者でアウトを献上し、貧打オリックスの象徴ともいえる選手で勝負をかける

意図がよく分かりませんが、それが愚策であることは誰しもが分かる。



二度目の、小久保曰く「私なら打たせますね」

さらに十回裏。
若月のヒットにエラーも絡んで無死二塁のチャンスで、バッターは好調の後藤駿太

今日もスイング強く、快打を連発し、3打数3安打の猛打賞
さらに左腕・松永からは粘って四球を選び。

NHK解説の小久保曰く「私なら打たせますね」。

積極的を標榜する西村の選択は、もちろん犠打



悪しき旧習

繰り返しますが、セイバー上犠打が唯一高評価される場面ですが、バッターは後藤。
相手投手も右投手。
最近の後藤のバッティングであれば強攻に十分値し、ヒットなくとも引っ張って進塁打はいまの調子であればそこまで難しくはないはず(さらにいえばそれができないのであれば、機会を与えてできるように育てなければならない)。

なのに犠打。
結果2球失敗しヒッティングに変えての三振で、収穫なし。

好調二人に犠打を命じ、一つは点に結びつかず一つは失敗。
選手を責める前に自らの悪しき旧習を改めるべき



下を向くか、前を見るか

野球はミスのスポーツ。
どうしても失敗がつきものですが、失敗のあと下を向くか、前を見るか

一塁に悪送球し逆転劇の原因となったマレーロは同点弾を放ち、
その七回にライナーをグラブに当てながら落とした大城は、九回先頭打者でツーベースを放ち、十回サヨナラのショートゴロ

前を向いた二人に、野球の神は微笑みました。



中川圭太

そして中川圭太

上述の犠打の場面、一二塁での犠打は三塁手がベースに釘付けとなる三塁側に転がすのが基本もそれをしっかりこなせる選手はそういない。
にもかかわらずルーキーでそれをこなし、しかも三塁線上ギリギリに転がす。
決して偶々に転がったものとは思えず。

西村の指示はただの犠打も、それ以上のことをやろうとする中川。
そしてそれができる中川。

野球脳の高さは、ちょっと桁が違う



-西村徳文
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