~オリックス、西武に力負けの3タテを食らう の巻~
力負けの3連敗
勝負の11連戦、2勝1敗1分けで神戸に移っての対西武3連戦。
全て力負けの3連敗を喫し、CSはいよいよ遠のきました。
攻撃力が雲泥の差。
好調のロメロがいても歯が立たないのに、そのロメロが欠けてはまさに懸隔。
両チームのスタメンを見比べ、勝っているのは指名打者の吉田正尚くらい。
両チームで合同チームをつくれば、スタメンに入るは吉田正尚のみということ。
悲しき現実は悲しい結果しかもたらさず。
3タテ。
実力が全く違う。
ブルペンデー
今季2度目のブルペンデー。
前回はオールスター休み直前の前半最終戦。
そこから4日の休みがありブルペン陣総動員で戦える状況でしたが、今日は11連戦のほぼ真ん中。
中継ぎ投手は疲労も蓄積しており、また連戦真ん中にブルペンデーを設定することで前後の試合にも少なからず影響も与える。
ブルペン陣に負担のかかる10試合超の連戦中のこの時期に、なぜブルペンデーをもってきたのか、そこからまず疑問。
ブルペンデーの公言
そして、前日からこの日をブルペンデーと公言していましたが、公言する必要は全くなし。
日本ハム流オープナーに過敏に反応し、サウスポーオープナー相手に右打者を並べ戦力ダウンした状態で試合が始まるということが滑稽ながら我がオリックスにはありましたが、ブルペンデーということを黙っていれば相手チームにその可能性もあるわけで。
もちろん西武打線は相手先発の左右に左右されませんが、これが日本ハムやロッテ、楽天相手だと影響を与える可能性がわずかながらあり。
勝利確率を上げるために情報漏洩を嫌う落合博満が監督ならば、決して明言しないでしょう。
というか、
普通に二軍から先発投手を上げればよいのに。
山田修義
先発の山田修義。
3回で降板しましたが、十分のピッチングでした。
もともと細かい制球力のある投手ではなく、本来は短いイニングより長い方が向いています。
昨年の左殺しでの成功がありましたが、その経験を活かしての先発再転向も面白いのではと思わせるようなピッチングでした。
その山田は、3回55球での交代。
次回登板まで中3日は要するはずで、それならばブルペンデーなどに固執せず行けるところまで(もしくは五回まで)山田に行ってもらった方がよかったのでは。
3点ビハインド、八回裏一死一二塁、バッター・杉本裕太郎
四回から登板した岩本輝が、2押し出し含む4連続四球で試合を壊しました。
ロッテ4連戦4戦目の延長12回に登板しなんとか凌いだ岩本ですが、内容的にはよくなく、昨季入団直後の状態には程遠いのは明白。
その後を受けた投手たちがなんとか耐え反撃を待つものの、
走塁死もありチャンスをことごとく潰し。
最後のチャンスと思われた八回裏。
3点ビハインドで一死一二塁。
一発出れば一気に追いつく場面で、バッターはおあつらえ向きの大砲・杉本裕太郎。
ここまで3三振も、4打席目に一発があるのが長距離砲。
それは山川に中村が幾度も証明しています。
杉本に代えて中川圭太
しかし西村の策は、杉本に代えて代打・中川。
確実性は中川の方が上も、3点差。
次打者は鈴木昂平。
次々打者は松井雅人。
打てない二人が控えるなか、ここから連打が続き3点(もしくは2点)取れると考えていたのか(一点差ならばまだ分かりますが)。
それならば杉本の一発に賭け、鈴木の場面で中川を用いるべきだったのでは。
現役時代、試合を決めるタイプではなかった選手が監督になると、長距離砲の確実性の低さのみを見、こういうつまらない采配をしたがります。
OPS
四球で出塁を許し、長打でランナーを還された四回表。
出塁(率)に長打(率)とは、まさにOPS。
得点との相関性の高いOPSの有効性を再認識。
西武のOPSは.778。
オリックスは.668。
当然ながらリーグ最下位です。
短長期的にみても、ここが改善されない限り、このチームが浮上することは決してありません。
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