祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

西村徳文

~オリックス、10年連続で開幕戦勝てず の巻~




山岡とT-岡田

山岡と則本のエース対決で始まった開幕戦。

剛速球で押す則本に総合力で対峙する山岡泰輔
決して調子はよくなかった山岡でしたが、7回1失点と十分すぎるくらいに試合をつくりました。
内容はともかく、エースとしての責任感で今季もチームの核としての役割を果たしてくれそう。

オリックスの挙げた1点は一番に入ったT-岡田の犠飛。
七番・若月が四球、安達の犠打が楽天バッテリーの連係ミスでヒットとなり(結果ヒットはこの一本のみ)、後藤が犠打。
下位打線が作ったチャンスを、Tがしっかりと点に結びつけてくれました。



八回同点で神戸文也

1-1、どう転ぶか分からなかったこのゲーム。
サヨナラ勝ちの可能性も十分あり、力で掴んだわけではないホーム開幕の恩恵を受ける可能性もありましたが、八回同点の場面でマウンドに上がったのが、まさかの神戸文也

今季は特例2020により延長戦は10回まで。
ならば残り3イニング、ベンチの計算はいままでよりも立てやすいはず。
たとえば、ディクソンに海田で2イニングと考えれば(同点で投げさせないというのは大事な開幕戦に限ってないはず)、考慮すべきはこの回のみ。

そんななかで、山岡の次に大事な開幕戦のマウンドを託されたのが神戸。

神戸には申し訳ないが、はっきり言ってこの起用は理解不能



経験と開幕戦

その後についてはもう記しませんが、このチーム、開幕戦で経験の浅い投手をマウンドに挙げて何度痛い目に遭ったことか

小松聖が残っていたなかでルーキーの東明を出して負け。
楽天との開幕戦でルーキーの澤田を投入し本塁打を浴びて負け。
昨年も、経験の浅い岩本輝を投入し、中田に満塁本塁打を食らって負け。
そして今年も、ほぼ一年目の神戸を同点の場面で使って負け。

いつもと雰囲気が違う開幕戦にこそ活きるのが、経験というもの。
それを無視し、新人投手で玉砕し続ける。
開幕戦で10年勝てない理由の一つに、この投手起用が挙げられます。

これは明らかなベンチワークのミス。
この西村(と高山と平井)のこの判断が敗因
開幕戦でなく開幕カードでしたが、ベンチのまずい継投により勝ち星が飛んだ西が首脳陣批判をした気持ちも理解はできます。



ジョーンズの緩慢な守備と返球

そして、アダム・ジョーンズ

山岡の1失点もジョーンズによるもの。
この場面は返球がきっちりと返っていればタイミング的にはアウト。
返球が逸れることは誰にでもあることなのでここは目を瞑りますが、問題はあの浅いライトフライで楽天が三走ロメロを走らせたこと。

ジョーンズの緩慢な守備と返球は相手チームにつけ込まれるとここでも書いてきましたが、開幕戦で早々と。
ライトにボールがいけば、暴走気味にでも走らせます。

挙句の果てには八回に再び。
晩年の金本を思い出させるレベル。



A・JとA・J

ただこれに関しては、オリックスファンならばある程度は分かっていたこと。

ゴールドグラブ4回受賞よりも、DRSやUZRの低さが入団当初から危惧されていて、だからこそそれなりに打ってもWARが伸びなかったわけで。

また、ゴールドグラブ賞10年連続10回受賞の元楽天アンドリュー・ジョーンズが、いろいろな要因あれど、日本ではDH専門となったことを思い起こせば、スパッとA・Jを指名打者に移した星野仙一と、もう一人のA・Jの華麗な過去の実績に目がくらみ現実をみることを怠った西村徳文との差を感じます。

それはそうと、ジョーンズの真価は打撃
打ってさえくれれば、ここは指名打者もあるパリーグ。
それで十分なのですが…。





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-西村徳文
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