~オリックス、恥ずべき史上初の同一カード6連敗 の巻~
3点先制×山本由伸=同一カード6連敗≒シーズン終了
吉田正尚の内野ゴロとTのツーランで初回に3点先制。
同一カード6連敗を阻止すべくマウンドに上がるは、2連敗で迎えた前回の登板で完璧な投球をみせた、エース・山本由伸。
気分的にはこの3点で勝利、連敗ストップ。
が、結果はまたも自滅で負け。
今季限定の同一カード6連戦。
6連敗は即シーズン終了と書いてきましたが、
最初のカードでオリックス、いきなり、リーチ一発ツモ。
期待は裏切られ、負の予感は的中する。
これが、オリックスバファローズ。
ノックアウト
負の予感と書きましたが、先発が山本ゆえ、6連敗の危機感を抱いてはいなかったのが本音。
さすがの立ち上がりでそれが確信に変わった初回。
その後は追い込んでからの決め球が外れ、結果5回2/3/被安打6・与四球4の4失点ノックアウト。
決して本調子ではなかった山本。
しかし、打席で粘り、少ないチャンスをしっかりとものにしたロッテ打線を褒めるべき。
エースならば辛抱して欲しかったところではありますが、エースとしての責任感は前登板で証明してくれています。
最下位でも年俸が上がるチ不思議なチーム
対オリックス6タテのロッテ。
2014年のオリックスもそうでしたが、波に乗ると普段以上の力が出ます。
そしてそのロッテを波に乗せたのはオリックスの自滅。
なにせ、最下位でも総じて年俸が上がる不思議なチームなわけですから、ミスが減るはずはなく勝利への執着が生まれるはずもなく。
営業利益(チーム成績)は気にしない、(キャンプ等の)労働時間も短く、ボーナス(年俸)もしっかり出ます。
働くならば、オリックスバファローズ。
エースとしての矜持
山本降板の場面、ヒット・四球の田村を迎えたところで交代となりましたが、二死。
ここが勝敗の分岐点と考えられるわけで、エースならば任せたいところ。
100球超えてはいましたが、中6日。
山本のエースとしての矜持を信じてほしかった。
山本が打たれれば納得できます。
開幕戦の八回神戸投入に代表されるように、投手起用がはまっていません。
船頭多くして船山に上る。
投手コーチ3人制の弊害か。
3連投、増井浩俊
オリックスと投手コーチ3人制といえば2009年。
優勝候補との呼び声高いなか、大石の友人の佐々木修を招聘しチーフ投手コーチに据えましたが、佐々木の経験不足もあり投手陣は壊滅。
そしてチームも壊滅。
八回裏、同点で登板したのは増井浩俊。
レアードにこの6連戦4本目の本塁打を浴びて撃沈。
勝負球が一番甘くいっては、捕手もベンチも確かにどうしようもないものの、
しかし、36歳のベテランに3連投はさすがに酷では。
いずれにせよグラウンド上のすべての責任は、西村にあります。
デジャブ
オリックスも粘りはみせました。
八回Tの適時打で一死一三塁。
三走・吉田、一走・Tに代走を送り勝負に出ます。
Tの代走佐野が走り二三塁。
二走佐野、バッターはロドリゲス、相手レフトは岡。
そして三塁コーチャーは風岡。
どこかで見た場面。
そしてロドリゲスの打球はレフト前。
デジャブ。
自滅、能力・運もなし
昨日あの前進守備で回した風岡、さすがに今日は自重し腕回さず。
が、風岡の指示がいつも通りに遅かったため佐野は飛び出し、昨日の暴走があったせいかロドリゲスは二塁を狙い、捕手田村はセカンドに転送。
その間に佐野がホームを狙うも挟殺死。
またも自滅。
毎回こんなしょうもないミスがこんな大事な場面で現れる。
運というよりもこれがチームとしての能力。
そして、岡のミス待ちでホーム突入させた昨日の岡の返球は完璧で、ストップさせた今日は岡らしいポカが出てホームベースを大きく外れる。
能力がないのに加え、運もなし。
だから史上初の同一カード6連敗を食らいます。
恥
野球ファンの笑いものとなった、史上初の同一カード6連敗。
新聞紙上では「屈辱」と形容されていますが、果たしてチームとしてそう捉えることができているのか。
オリックスファンも大いに笑われています。
それにいちいち腹が立たないのは、
私が年を経たせいか、はたまたオリックスはこんなチームと観念しているためか。