~オリックス、好機で中川に代打・山足 の巻~
犠打一択
七回表、失策をなんとか取り返したいTのツーベース後、来日初本塁打となるロドリゲスのツーランで1点差に迫った、6連敗中のオリックス。
続く若月が初球を叩いてセンター前で無死一塁。
迎えるは打率0割5分を切る大城。
同点を狙いにいくのも結構ですが(それが連敗の一因)、一気呵成に逆転狙って(代打で)強攻という選択肢もあるにはあります。
が、犠打好きの西村は当然のように犠打一択。
よく見る、腰の引けたバッティング
一死二塁で、九番・後藤駿太。
後藤の3つのミスが負けに直結しても翌日スタメンと、懲罰交代の好きな西村がなぜか代えない選手。
練習試合~シーズン最序盤は、自身の打席での役割を10年かかってようやく認識できたと喜んでいたのですが、ミス後はさっぱりで打席の内容にみるべきところもなし。
打率も結局、1割台と後藤らしい数字に落ち着き。
その後藤、ここ最近(というか昨年まで)の打席でよく見る、腰の引けた手だけのバッティングで空振り三振。
開幕から10試合、今年も十分チャンスは与えたかなと。
中川に代打
そして一番・中川圭太。
打率はこちらも.152と低く、得点圏も.222。
さらに勝ち越し点を招いた送球ミスもあり精彩は欠いてはいました。
ただ、その中川に巡ってきた、守備のミスをバットで取り返す大チャンス。
しかし、その中川に代打。
代打・山足達也
打てない後藤をそのまま打席に向かわせたのは、守備力もあれどやはり左打ちだから。
ならばここでの代打は左の小島ないし小田と思いきや、右の山足達也。
代打すら不必要と思っていたなかで呼ばれたのが山足。
これには驚きを通り越え、呆れました。
対平井の対戦成績がよいわけでなく、起用の理由とすれば、ホンダ鈴鹿で同じ釜の飯を食い球筋を熟知している(かも)ということ、もしくは打撃練習でかなり調子がよかったかぐらいしか思い浮かびません。
やることなすこととにかく裏目
ただそれらが、打率一割台といえど、昨年の交流戦首位打者の中川を凌駕する要因になるとは到底思えず。
案の定平井の球を捉えることができずにバットの先に当たった力のないセカンドゴロ。
不規則回転が生まれ、二塁外崎が捕球できず失策出塁も、代打起用は奏功せず。
次打者安達が倒れて、最後のチャンスを逸しました。
やることなすこととにかく裏目。
「中川はもう1割台で、打つ方も結果が出ていない。そういうところで交代しました」
「中川はもう1割台で、打つ方も結果が出ていない。そういうところで交代しました」(日刊スポーツ)と試合後語った西村。
山足フルで使って打率2割打てますか。
同じ打率一割台の後藤はそのまま打たせていますが。
というか、そもそも、その打率一割台の中川を一番に置いたのはなぜですか。
結果出ずとも、普通の采配をやってくれれば多くのファンは納得できます(もちろん負けは悔しいですが)。
名采配は望まず。
ただただ普通の采配をやっていただきたい。
嘲笑から憐憫へ
これで7連敗。
相手のミスにこちらはつけ込めず、
こちらのミスは相手に必ずつけ込まれ。
史上初の同一カード6連敗で今シーズンはほぼほぼ終わり、わずか10試合で敗戦の悔しさも薄れ、勝利の喜びも忘れました。