祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

西村徳文

~オリックス、吉田正尚の前にランナー置けず(二番を軽視しているため) の巻~




山崎福也

先発は山崎福也
前回登板時の記事でも称賛しましたが、今回の投球はさらによい内容。

ストレートの力強さが昨季までとまったく違う山崎。
だから余計に決め球のカーブが活き、多くの左打者が泳がされ。

前回は球が高めに浮いていましたが、今日はその点は解消。
ただ、5回0/3で6四球はさすがに多過ぎ。
球数が嵩み結果としてピンチで降板と相成りました。

が、過去の山崎と比べるとこの四球も決して逃げてのものではなく。

次回登板も楽しみです。



好調 T-岡田

先制点は好調T-岡田のバットから。

各打者が苦しめられた日本ハム先発・バーヘイゲンのカーブを捉えた打球は、ライトポール直撃のツーラン

上手くバットに乗せてのアーチはT特有のもの。

今季のTの打席はとにかく楽しみ。

八回の宮西からの四球もしっかりボールを見極めて。
いままでだったら体が早く開きボール球に手を出していたはず。



比嘉不在

Tのツーランの直後の六回表。
山崎が追い込んでから西川に四球を与え、二番・大田にヒットで無死一二塁。
次打者近藤のとき失策も絡んで一点返され、中田を迎えたここで山崎降板

中田が山崎とタイミングが合っておりここでの交代は仕方なし。

右打ち長距離砲に対峙するは当然に比嘉幹貴、ではなく澤田圭佑
ここで澤田が高校の先輩に特大3ランを浴びて一気に逆転されました。

比嘉の故障離脱の穴の大きさを痛感。



澤田圭佑

ベンチ入りのメンバーをみれば澤田なのかもしれませんが、力で押す割には球威なく制球も大雑把、さらには球も軽い澤田の起用には嫌な予感しかしませんでした。
個人的には、長距離砲には最も不向きな投手

まだ六回といえどここが勝負所と思えたはずで、ならば球威のあるヒギンスという手はなかったか。

現状セットアッパー不在。
であるならば柔軟に、MLBで言えばインディアンス時代のアンドリュー・ミラーのような起用法もあっていい。



ロドリゲスの粘り

伏見寅威の復帰後初本塁打で一点返すも、残りの一点が重くのしかかり敗色濃厚の八回。

二死から上述のTが四球で出てロドリゲス。
同じ外国人のジョーンズが低めのボール球の変化球に手を出しまくって三振した直後でもあり、期待薄のなかやはりあっさり2球で追い込まれ。
しかしここからのロドリゲスの粘りがお見事。
低めの変化球に辛抱し四球を選びました。

この四球が、なんとか引き分けに持ち込めた最大の要因。



代走・佐野皓大

そして、
Tの代走・佐野皓大が二盗に続き三盗も成功

100%成功でないと走ってはいけない場面で、捕手が三塁に投げられないくらいに余裕の三盗を決めるは、肝っ玉の据わった大した選手です。

一塁手がベースを離れていたためロドリゲスも二盗。
捕手の偽投に佐野がやや誘われて日本ハム捕手・清水が三塁に送球するも、その球が高く浮いて佐野生還、同点

日本ハムからすれば痛すぎる一点。
オリックスにとってはノーヒットで一点貰い同点に。

ただ、貰ったというよりも佐野の足で稼いだといった方がふさわしい。



一死一塁、ともにバント

九回はディクソン、十回はヒギンスが凌いで、いずれもその裏一死から出塁
一死一塁、ここで西村が採った策は、ともにバント

無死一塁ならば犠打不要論者の私でもまだ理解はできます(それでも統計上は得点期待値を下げる行為ですが)。
西村が行っていることは一死から貴重なワンアウトを献上し、まさにワンチャンスに賭けるということ。

九回など、大城犠打で小島で勝負。
大城はこのチームではまだ状況に応じたバッティングができる選手で、通年で出れば小島よりも数字が残せる選手。

「とにかく得点圏に」は結構も、
野球とはいかにして得点圏にランナーを進めるゲームでは、ない



いかにして吉田の前にランナーを溜めるか

それといつも言いますが一二番

吉田正尚、ジョーンズ、T、ロドリゲス。
いずれもバットは振れている四人。
そのなかでも白眉は四割超の打率を誇る吉田正尚

それならば、いかにしてその吉田の前にランナーを溜めるかが重要となってくるのは誰でもわかるはずこと。
ですが、西村の頭の中では、一二番は出塁率・打率よりも小技ができる選手

まさに、時代遅れ。



二番の重要性

本日5回あった吉田の打席。
必ず回ってくる初回を除く4打席中、吉田が先頭打者だったのはまさかの3回
それだけ一二番(特に二番)が機能していないということ。

小島のスタメンは別にいいものの、小島が二番はさすがにない。

二番の重要性にいい加減気付かない限り(というかいい加減認めない限り)、このチームが浮上することは決してありません。

他球団に劣らない中軸があるだけに、もったいない。





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-西村徳文
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